梅宮アンナとの“10日間交際→スピード再婚”が話題となった世継恭規(よつぎ やすのり)。だが、彼の真の魅力は、その異彩を放つクリエイティブなキャリアにある。
広告、デザイン、音楽、ブランディング…そのすべてに「美」を吹き込んできた彼は、一体どんな人物なのか?
ここでは、知られざる経歴からプライベート、そして愛のカタチまで、彼の全貌に迫る。
■ 京都生まれ、パンク育ち。世継恭規の原点
1965年、京都生まれ。若き日はグラフィックではなく、音楽の世界、それもハードコアパンクの道へ。
大阪のライブハウス「スタジオあひる」でザ・スターリンや少年ナイフと共演するなど、当時のアングラ音楽シーンの中核にいた。
荒々しい音とエネルギーを浴びながらも、彼の中にはすでに“美”への執着が芽生えていた。その後、表現の場を音楽からデザインへと移し、「伝える手段」としてのアートに本格的に向き合い始める。
■ 学歴は?アートを学んだ場所はどこ?
公式には詳しい学歴は明かされていないものの、美術大学や専門教育を経たという情報は確認できていない。むしろ、独学や実戦の場で才能を磨いていったタイプであり、型破りなキャリアがそのまま“作品”になっているのが世継氏らしさでもある。
音楽とデザイン、両方の現場で揉まれながら独自のセンスを確立していった、まさに「実力で這い上がった表現者」だ。
■ グラフィックからブランディングまで。“感性を売る男”の正体
1990年、東京でグラフィックデザイナーとして活動を開始。1995年には自身の会社「ヨツギ・ヤスノリインコーポレイション」を設立。デザインの枠を越え、企業や商品の“世界観そのもの”をつくる仕事へと進化していく。
- トヨタ「ウィングレット」:未来の個人移動デバイスのコンセプト設計からデザインまで。
- ソニー「AIBO」:第2世代の世界キャンペーンでアートディレクションを担当。
- MTVジャパン:世界初となる3Dロゴを導入し、CI(コーポレート・アイデンティティ)刷新。
他にも、カネボウ、ポーラ、セイコー、チュチュアンナなど、名だたる企業のロゴ、広告、店舗デザインを手がけ、「視覚的ブランド構築」の第一人者として知られる。
■ 音楽との縁。アーティストからの信頼も厚い
音楽業界からの信頼も厚く、JUJUのCDジャケットの7割を手がけたほか、PV演出も多数担当。アルバム「YOU」はMTV VMAJで最優秀アルバム賞にもノミネートされた。
吉川晃司、観月ありさ、福山雅治の写真集のアートディレクションも務め、アーティストたちの“顔”を創る立場としても活躍している。
■ 海外でも評価。世界が認めた“日本発の美”
国内だけでなく、国際的なアワードでも高く評価されている。
- ブルノ国際グラフィックデザインビエンナーレ(2部門入選)
- フランス・ショーモン国際ポスターフェスティバル(入選・美術館収蔵)
- 世界ポスタートリエンナーレトヤマ(富山県立近代美術館収蔵)
- ロンドン国際広告デザイン賞、ニューヨークADC賞 など多数入選。
彼の手がけた作品は、ただの「広告」や「ロゴ」ではなく、芸術作品として世界中にコレクションされている。
■ 家族構成は?梅宮アンナとの関係は?
2025年5月、タレント・梅宮アンナと再婚。交際わずか10日での電撃婚ということもあり、世間を驚かせた。
梅宮は乳がんの闘病中でもあり、「人生の大きな決断を支える存在」として世継氏の真剣な思いが伝わる。
彼はインスタグラムでこう投稿している。
「A woman with pure heart is pure in every way. I married such a person」
(純粋な心を持つ女性は全てにおいて純粋。そんな人と結ばれました)
現在の家族構成は、妻・梅宮アンナとその娘(梅宮辰夫の孫)との3人家族と見られる。梅宮一家の中に、独自の感性を持った新たなメンバーが加わったことになる。
■ 世継恭規という“生きたアート”──まとめ
世継恭規という人物は、キャリアも言葉もデザインも、すべてが独立したアート作品のようだ。
肩書きは「アートディレクター」でも「クリエイティブディレクター」でも足りない。彼は、“美しく生きること”そのものを仕事にしている稀有な存在である。
激しい音楽に身を置いた若き日々、広告業界を変えた鋭い感性、そして梅宮アンナとの真摯な愛──
その全てがひとつにつながり、今もなお、彼は「世の中の景色そのもの」をデザインし続けている。
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