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山尾志桜里は何した?公認取り消し理由はなぜ?

2025年6月、国民民主党が発表した、山尾志桜里氏の参院選比例代表・公認内定の取り消し
党代表自ら声をかけての擁立決定から、わずか1か月の急展開でした。

「なぜこのような結果になったのか」
その理由は単純なものではなく、過去の出来事、現在の世論、説明の仕方…さまざまな要素が絡み合っています。

この記事では、その背景を冷静に、丁寧にひもといていきます。


目次

■公認取り消しの理由は?──“イメージ”と“支持率”の現実

国民民主党によると、公認取り消しの理由は「インターネット上での批判の広がり」と「党の支持率への影響」を考慮した結果だとされています。

擁立発表後、SNSなどでは過去の報道を引き合いに出すコメントが目立ち、「なぜこの人選?」といった声が党支持層にも広がり始めました。

結果として、党内でも「このままでは選挙に響く」との懸念が強まり、公認取り消しに至った――それが大まかな経緯です。


■不倫報道とは?──背景にある「かつての週刊誌報道」

山尾氏に対する世論の厳しさの背景には、2017年に報じられたプライベートに関する週刊誌報道があります。

報道では、法律家との親密な関係が取り沙汰されました。当時、山尾氏はその内容を否定しましたが、報道の影響は大きく、公的な立場と私的な関係のバランスについて世間の注目を集めました。

さらに、相手とされた方の元配偶者が数年後に命を絶ったという事実も、後年の報道で取り上げられ、事態はより繊細なものとなりました。

今回の記者会見でもこの点について質問がありましたが、山尾氏は「詳しい事情を存じ上げないため、お話は控えさせていただきたい」と述べています。この回答について、受け止め方は分かれました。


■議員パスの使用問題──「説明不足」と捉えられた過去

もう一つ、今回の判断に影響を与えたと見られるのが、2021年に報じられた議員パスの使用に関する問題です。

国会議員には公共交通機関を利用する際の“議員パス”が支給されますが、それを私的な移動に使っていたと報じられたことがありました。

この件について、山尾氏は当時、詳細な会見を開かず、SNS上で説明するにとどまっていました。今回の会見では「事実」と認め、当時の対応を「不十分だった」と反省の意を示しましたが、具体的な説明までは踏み込まれず、「あらためて説明の場を持つべきだったのでは」という声も聞かれました。


■会見の意図と、世間の受け止め

6月10日に行われた会見は2時間半にも及びましたが、その多くが過去の釈明に費やされる形に。山尾氏としては再挑戦への思いや反省を語ったつもりだったと思われますが、伝わり方は人によってさまざまでした。

とくに、「肝心なところを避けた印象がある」と感じた人もいたようで、会見後の反応が党としての決断を後押しした面もあるかもしれません。


■まとめ:政治家に求められる“説明”という責任

今回の公認取り消しは、山尾氏個人に対する判断であると同時に、現代の政治がいかに“信頼”と“説明責任”に敏感かを物語っているようにも見えます。

過去の出来事そのものもさることながら、「どう向き合い、どう説明するか」が、これまで以上に重視される時代。政治に再挑戦するには、その土台をしっかりと築くことが、より一層求められるのでしょう。


たとえ過ちがあったとしても、それをどう乗り越えようとしているのか――。
社会が見ているのは、過去よりも「今の姿勢」なのかもしれません。

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