スーパーカー好きなら、その名を一度は聞いたことがあるだろう。“爆音ランボルギーニ”と煌びやかな電飾、そして夜の街を騒がせるその存在感。
改造車界隈でカリスマ的な人気を誇ってきた男、山本伸一（別名：諸星伸一）。だが、その裏で進められていた“違法改造”と“闇車検”が、ついに警察の手によって暴かれた。
今回の逮捕劇は、単なる車の違法改造の枠を超え、スーパーカー愛好家コミュニティ、さらにはSNS世代にまで大きな波紋を広げている。
この記事では、派手な表舞台と裏社会の狭間で生きてきた男の素顔、事件の全貌、そして今後のスーパーカー文化への影響まで、余すことなく徹底解説する。
◆ 事件の核心 ― 改造ランボルギーニが“合法”に化けたトリック
逮捕されたのは、千葉県松戸市を拠点に活動するカスタムショップの社長、**山本伸一容疑者（55）**をはじめとする男6人。
その中には、ショップ関係者の川田将大容疑者（32）、そして驚くべきことに、現役で車検場の責任者を務めていた**成田国造容疑者（80）**の名も含まれていた。
警察の発表によると、山本容疑者らは2024年10月、保安基準を満たしていない“違法改造ランボルギーニ”を松戸市内の車検場に持ち込み、必要な点検や整備を一切せず、偽造された証明書で車検を強引に通過させていたという。
この車には、
✔︎ 音量規制を大幅に超える爆音マフラー
✔︎ 走行中に光り輝く違法電飾
✔︎ 車検非対応のパーツ多数
といった、いわゆる「完全アウト」な改造が施されていた。それにも関わらず、書類上は“安全基準適合”の証明がされ、公道を堂々と走らせていたのだ。
まさに、法の目を欺く“闇車検ビジネス”。これが一度だけでなく、組織的かつ継続的に行われていたとみられている。
◆ 「諸星一家」とは何者か？ 街を揺らすカリスマの実態
この事件を語る上で避けて通れないのが、山本容疑者が率いるスーパーカー愛好家グループ**「諸星一家」**の存在だ。
彼らの特徴は一言で言えば「派手・爆音・目立つ」。
夜な夜なスーパーカーで集まり、エンジン音を響かせ、SNSにはド派手な写真や動画を投稿。とにかく目立つことが美学というスタイルだ。
ファンからは「スーパーカー界のスター」「改造のパイオニア」ともてはやされていた一方、地域住民や一般ドライバーからは「騒音迷惑集団」「交通マナー無視のトラブルメーカー」としてたびたび問題視されていた。
警視庁にも、
「夜中に爆音が響いて眠れない」
「危険な走行を見かけた」
といった苦情が相次いで寄せられていたという。
だが、こうした批判を逆手にとり、さらに目立つ改造、さらなる爆音――そんな“逆張りスタイル”こそが、諸星一家の魅力であり、炎上と人気を同時に集める理由だった。
◆ 山本伸一（諸星伸一）の素顔とプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | 山本 伸一（やまもと しんいち） |
| 通称 | 諸星 伸一 |
| 年齢 | 55歳 |
| 職業 | カスタムショップ経営者 |
| 所属グループ | スーパーカー愛好家集団「諸星一家」 |
| 特徴 | ド派手なスーパーカー改造と爆音文化 |
| 愛車 | 改造ランボルギーニ（違法パーツ搭載） |
| 活動拠点 | 千葉県松戸市 |
彼の経営するカスタムショップは、一部では“改造マニアの聖地”と呼ばれ、全国からスーパーカー好きが集まる場所として知られていた。
しかし、その裏では違法改造を請け負い、さらには不正車検を通す“ブラックな一面”があったのは今回の事件で明らかになった。
◆ 家族構成・プライベートは謎に包まれる
現時点で山本容疑者の家族構成（配偶者や子どもの有無）は一切明かされていない。
ただし、SNS上では「諸星一家」を“家族のような仲間”と称し、共に改造車イベントやツーリングを楽しむ様子が頻繁に投稿されていた。
法の枠を超えてでも、“仲間”や“夢”を優先した結果が今回の逮捕につながったとも言えるだろう。
◆ 自宅住所・SNSアカウントは？
● 自宅住所：詳細は非公開。ただし、松戸市周辺が拠点と見られている。
● SNSアカウント：諸星一家としての活動記録がSNSや動画サイトに散見されるが、本人名義の公式アカウントは特定されていない。今後の捜査で関連アカウントの特定や、さらなる活動実態が明らかになる可能性がある。
◆ 改造車文化への影響は？
今回の逮捕劇を受け、スーパーカー・改造車界隈には冷ややかな空気が漂っている。
「夢を追いかける姿勢はリスペクトしていたのに…」
「これじゃ、真面目に楽しんでる愛好家まで疑われる」
そんな声がファンの間からも聞こえる一方で、
「やっと捕まったか」「騒音と違法改造は迷惑」
と、一般市民からは歓迎の声も上がっている。
今後、警察はさらなる不正改造車や闇車検の実態解明に乗り出す方針。スーパーカー文化と法規制のバランスが問われる時代が、いよいよ本格的にやってくる。
◆ まとめ ―「派手さ」と「ルール」、その境界線はどこに？
華やかな改造車、響き渡る爆音、光り輝く電飾――“諸星一家”は、確かに夢と刺激を与えてきた存在だった。
だが、その裏で積み重ねていた“違法行為”が、今すべてを崩壊させようとしている。
ルールを守りながらカスタムを楽しむのか、それともスリルを求めて危険な道を進むのか――改造車文化そのものが、いま大きな岐路に立たされている。
今後もこの事件の続報、関係者の新証言、そしてスーパーカー業界の動向を追いかけていく。
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