誰もが目を疑った。
「屋根の上に人がいる──!?」
5月15日、新潟県・十日町駅で発見されたのは、列車の屋根に倒れた男性の遺体。しかも、その男は90kmも離れた長野駅から列車に“乗って”きた可能性があるというのだ。
この衝撃の一件は、ニュースというよりまるで“映画のワンシーン”。けれど、これは紛れもない現実だ。
■ 屋根の上に人影…十日町駅で突如起きた異常事態
5月15日午後4時30分ごろ、新潟県十日町市。
JR十日町駅に停車していた飯山線の2両編成の普通列車にて、通勤・通学客でにぎわう時間帯に、思わぬ騒動が巻き起こりました。
「列車の屋根の上に人が倒れてる!」
最初に気づいたのは駅の利用客。即座に駅員へ報告し、駅員は警察に通報。現場へ駆けつけた警察と消防が確認すると、列車の屋根の上に男性がうつ伏せの状態で倒れていたのです。
その場で死亡が確認され、遺体は屋根の上から慎重に降ろされました。
だがこの時、誰もが疑問に思ったはずです。
「一体、なぜこんな場所に?」
■ 驚きの事実…遺体は“90km先”の長野駅からすでに乗っていた!?
この不可解な出来事に捜査当局も本格的に動き出します。
列車の発車点は、十日町駅から約90km離れた長野駅。そして、その長野駅の監視カメラ映像を確認したところ、なんと…
列車の屋根の上に、すでに人影が映っていた。
つまりこの男性、長野駅から列車の屋根に乗った状態で90kmを移動していた可能性がきわめて高いということです。
まるで映画や海外ドラマの「密航者」「逃亡者」を連想させるシチュエーション。しかし現実には、風圧・振動・トンネル通過など、屋根の上に“乗っている”というだけで命がけです。
そして実際、男性は十日町に着いたときにはすでに命を落としていました。
■ 誰の遺体?? 名前も素性も“完全不明”
発見された男性は、年齢40代前後とみられています。
しかし、現時点で氏名・住所・身分証などは一切確認されていません。
所持品らしきものはなく、携帯電話や財布も見つかっていないとの情報も。
しかも、後頭部から出血していたことも判明しています。
警察は現在、指紋やDNAなどから身元の特定を急いでいますが、現状では“誰かも、どこから来たのかも、なぜ屋根にいたのかも、全くわからない”という、まさにミステリー。
■ どうやって屋根に?なぜ誰も気づかなかったのか
ここで多くの人が感じるのが、**「なぜ誰も気づかなかったのか?」**という違和感です。
この列車は普通列車。各駅に停車し、何度もホームに停まるはず。
もし屋根の上に人がいたなら、誰かが見てもおかしくない。
しかし、誰一人として「屋根に人がいる」と途中で通報した者はいなかった。
考えられる可能性は大きく分けて2つ:
- 男性がうまく死角になるように身をひそめていた
- あるいはすでに亡くなっており、体が動かず目立たなかった
いずれにしても、この90kmの間に何があったのかは謎に包まれています。
■ 事故? それとも事件? 屋根の上に乗る理由とは…
そして最大の疑問が、**なぜ列車の屋根に?**という動機の部分。
- 何かから逃げていた?
- 密かに移動しようとしていた?
- それとも、誰かに乗せられた…?
仮に自分の意思で乗っていたとすれば、それは極めて危険な選択。
一方で、事件性があるとすれば、列車が出発する前に何かが起きた可能性もあります。
後頭部の出血は、落下・転倒・暴行などさまざまな原因が考えられ、事故とも事件とも断定できません。
だからこそ、警察は**「事故・事件の両面」での捜査を開始**しています。
■ SNSは騒然「映画かと思った」「ホラーすぎる」
このニュースが報じられると、SNS上ではすぐさま話題に。
「列車の屋根に遺体!?え、ホラー映画?」
「これ現実の話?まるで『ミッション・インポッシブル』じゃん…」
「通勤で使ってる路線だけに怖すぎる」
「何があったのか、ちゃんと解明してほしい」
映画のような展開、あまりにも現実離れした状況に、驚きと恐怖の声が広がっています。
■ 今後の捜査と、注目すべき“3つのポイント”
事件の真相に迫るうえで、以下の3つが今後の捜査のカギになると見られます。
- 男性の身元特定
→防犯カメラや指紋照合がカギ - 長野駅での行動履歴
→駅構内での動きや、屋根に上がる瞬間の映像が残っていないか - 車両の痕跡分析
→血痕・靴跡・接触痕など、物理的な手がかりがあるか
そして何より、“誰かがこの人物を知っているはず”という前提のもと、情報提供の呼びかけも行われる可能性があります。
■ 列車の屋根で命を落とした“謎の男”──真実は明かされるのか?
屋根の上で命を終えた男。
彼はなぜ、列車に“乗る”という異常な選択をしたのか。
それは、誰かに追われていたのか。
あるいは、自らが抱えきれない何かを抱えていたのか。
まだ、その正体も理由も、すべてが闇の中です。
けれど確実に言えるのは、この“屋根の上の死”は、ただの偶然では片付けられないということ。
次の報道が、この謎を少しでも明らかにしてくれるのか。
注目は続きます。
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