富山の静かな町で、誰もが耳を疑うような事件が起きた。
それは、いかにも“健全そう”な顔をしたメンズエステの裏で、堂々と違法営業が行われていたという衝撃の実態——。
風営法違反で逮捕されたのは、店の経営者・宮崎稔之容疑者(39)と、なんと現役の富山大学准教授・滝谷弘容疑者(49)。
癒しとリラクゼーションを謳いながら、実際には性的サービスが提供されていた店舗「KOMOREBI(コモレビ)」。その“裏の顔”と、驚きの人間関係が次々と明るみに出ている。
「なんでこんなことに…」
「エステって、こんな世界だったの?」
そんな声が富山中を駆け巡っている。
■ 完全予約制、個室型サロンの“仮面”
問題の店舗は、富山市布瀬町2丁目のアパートの一室にひっそりと構えていた。
店名は「KOMOREBI」。公式サイトや求人ページを見ると、セラピストの制服は清楚系。癒し系のBGM、淡い光、アロマオイル——見た目は“普通のメンズエステ”そのもの。
だがその実態は、全く違っていた。
5月10日午後1時過ぎ。県警が踏み込んだその瞬間、店内では19歳の女性従業員が男性客に対して性的サービスを提供していた。
女性はその場で現行犯逮捕。
そして翌11日、運営責任者の宮崎稔之容疑者と、共同経営に関与していた滝谷弘容疑者が逮捕されるに至る。
■ 逮捕された“店長”宮崎稔之容疑者のプロフィールとは?
この一件のキーパーソンともいえるのが、メンズエステ「KOMOREBI」の経営者 宮崎稔之容疑者。現時点で分かっている素顔はこうだ:
- 氏名:宮崎 稔之(みやざき・としゆき)
- 年齢:39歳(2025年現在)
- 肩書き:メンズエステ「KOMOREBI」店長・経営者
- 拠点:富山市内(詳細住所は未公表)
- 役割:店舗運営、セラピストの採用・管理、SNS運用など
求人情報などでは“明るくフレンドリーな店長”として紹介されていた宮崎容疑者。セラピストとの信頼関係を大切にする姿勢をアピールしていたが、その裏で性的サービスを指示・黙認していた可能性が高い。
■ SNSアカウントとデジタルの痕跡
本人名義のSNSは現在のところ特定されていないが、店舗公式アカウント「@komorebi_0925」は運用されており、定期的にセラピストの出勤状況やキャンペーン情報などを発信していた。
その雰囲気はあくまで“癒しの場”。しかし裏側では、違法行為が常態化していたのだ。
■ 「大学准教授が風俗店を経営!?」衝撃の人脈
さらに社会を揺るがせたのが、共に逮捕されたもう一人の男、滝谷弘容疑者(49)。
富山大学の現役准教授で、専門分野は社会福祉。まさか“福祉”を教える人物が、裏で違法風俗に関与していたというのだから、大学関係者や学生のショックは計り知れない。
彼は宮崎容疑者とともに店舗経営に関わっており、資金面や運営に対するアドバイスも行っていたとされる。
教育者という立場でありながら、なぜこのような道に足を踏み入れたのか。動機はまだ明らかになっていないが、倫理観の欠如は免れないだろう。
■ “営業禁止区域”とは?なぜ違法なのか
風営法では、性風俗営業が許可されない区域を明確に定めている。
「KOMOREBI」が営業していた布瀬町周辺は、まさにその**“営業禁止区域”**に該当。住宅街に囲まれたエリアで、性風俗店の開業は固く禁じられていた。
宮崎容疑者はそれを知りつつも、店舗を“エステ”と偽装しながら営業していたと見られる。
つまり、表向きは“合法風の営業”を装い、実際は違法行為を行う、いわば“風営法の抜け道”を突いたビジネスモデルだったのだ。
■ 「癒し」の裏にあった現実と闇
この事件は単なる摘発では終わらない。
警察は今後、セラピストの採用過程、宮崎容疑者と滝谷容疑者の金銭の流れ、客とのやり取りなど、全容解明に向けて本格的な捜査に乗り出している。
セラピストの多くは10代~20代前半の若年層とされており、搾取や精神的負担なども含め、より深刻な問題に発展する可能性も。
■ 今後の注目ポイント
- 滝谷容疑者の処分:富山大学がどう対応するのか
- 顧客リストの行方:利用者側に波及はあるのか?
- 違法営業の根本構造:他地域にも“偽装店”は存在するのか?
この事件は「たまたま富山で起きたスキャンダル」ではなく、全国どこでも起こり得る“業界の闇”を象徴している。
■ まとめ:「表の顔」だけでは見えない“もう一つの現実”
癒しと安心を売りにしながら、実際は法律を無視し、若い女性を使って利益を上げていたビジネスの実態。
そして、それに関与していたのが、教育現場で若者を導くはずの大学准教授。
事件の核心は、「誰が、なぜ、そんな世界に手を出したのか」。
その問いに答えが出る日は、そう遠くないかもしれない——。
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