マッチングアプリの裏側に潜む“顔の見えない危険”。
その日、ホテルの一室で起きたのは、恋の始まりなんかじゃなかった。
69歳の男性が流血し、2万円の現金が奪われるという衝撃の事件。容疑者として逮捕されたのは、名古屋・中区に住む27歳の女、篠田萌夏（しのだ・もえか）。彼女が語るのは「正当防衛」という言葉。
しかし、ネットでは早くもその言い分に対して疑念の声が相次いでいる。
果たして、事件の本当の姿とは――？
■ まさかの初対面。“マッチングアプリ”が舞台に変わった瞬間
事件が起きたのは2024年6月。
場所は名古屋市北区のホテルの一室。
登場するのは、69歳の男性と、アプリを通じて出会った若い女性・篠田容疑者。初対面で、2人はそのままホテルへと向かいました。
そこまでは、今どき珍しくもない“出会い”の一幕だったはず。
しかし、部屋に入った直後、空気は一変。
警察の調べによれば、2人の間で口論が発生。そして突如、篠田容疑者が怒声を上げた。
「女だからってナメてんじゃねえぞ！」
携帯電話を振りかざし、男性の頭部を複数回殴打。
男性は流血し、軽傷を負ったうえで現金2万円などを奪われた――とされている。
暴行に加え、金品まで奪ったことで容疑は「強盗致傷」。
罪は決して軽くない。
■ 篠田容疑者は「正当防衛」を主張。だがその中身は…
一方で、篠田容疑者の主張は真逆だった。
「男性に掴みかかられて、命の危険を感じた。正当防衛だったんです。」
取り調べに対して、彼女は事件の全てを“自己防衛”だと語る。
襲われたと感じたから反撃した。身を守るためだった――と。
確かに、男女の力関係は一概に語れない。
69歳の男性が27歳の女性に対して、どう振る舞ったのか。どこまでが口論で、どこからが暴力だったのか。その線引きは極めて曖昧だ。
だが、問題はその後に“現金を奪った”という点。
正当防衛で相手を殴っただけではなく、金銭を持ち去ったとなれば話は変わってくる。
「防衛」と「強奪」――その間には深い溝がある。
■ 篠田萌夏とはどんな女？プロフィールを深掘り
では、そもそもこの事件の“主役”となってしまった篠田萌夏とは何者なのか？
- 名前：篠田 萌夏（しのだ・もえか）
- 年齢：27歳（逮捕当時）
- 職業：自称・風俗店店員
- 住所：名古屋市中区在住
警察発表でも「自称風俗店勤務」となっており、勤務先の店名や業種（デリヘル、ソープ、派遣型など）については一切明かされていません。
これが事実であれば、“風俗勤務”という職業が今回の出会い方や行動にも影響していた可能性は否定できないでしょう。
■ 勤務先は非公開。素性はまだ謎のベールに包まれたまま
事件報道が出たあと、ネットでは「どこの店で働いていたんだ？」と勤務先を特定しようとする動きが見られましたが、現時点では情報は出ていません。
名古屋市中区といえば、栄や錦三丁目など風俗店の多いエリア。だが、篠田容疑者がどこに勤めていたのか、そもそも実在する店舗に所属していたのかは確認されていません。
“自称”とある以上、勤務歴自体が虚偽である可能性も視野に入れなければなりません。
■ 家族構成・自宅・SNSアカウントの行方は？
篠田容疑者の家族構成や詳しい自宅住所、そしてSNSアカウントについても、いまだ情報は伏せられています。
ただし、SNS上では同姓同名のアカウントが複数見つかっており、「それっぽい」投稿をしているものも存在。ただ、本人だと断定する証拠はなく、拡散には慎重さが求められます。
本人が事件直前までSNSを使っていた形跡があるなら、今後の報道で一気に流れが変わるかもしれません。
■ ネットでは賛否両論。「正当防衛」は通るのか？
事件報道を受けて、SNSやネット掲示板では意見が真っ二つに割れています。
- 「お金取って逃げた時点で正当防衛じゃない」
- 「高齢者相手なら女性も恐怖を感じたんだろう」
- 「殴って奪うってどう考えてもアウトでしょ」
- 「ホテルに行ったのにトラブルって、そもそも危機管理甘すぎでは？」
中には「美人だったら擁護されてたかも」という、見た目重視のコメントまで…。
この事件はただの“暴行”や“強盗”にとどまらず、性別・年齢・職業・偏見といった複雑な社会の視点を一気に引きずり込んでいます。
■ 今後の捜査と真相解明に注目
今後、警察は防犯カメラ映像や、ホテル側の証言、そして男性側の供述をもとに事件の全貌を明らかにしていくとみられています。
果たして、「正当防衛」は認められるのか。
それとも――強盗致傷という重大な罪で裁かれるのか。
篠田萌夏という女性の本当の顔は、まだ見えていません。
そして、69歳男性がホテルで何を求め、何を失ったのか。その答えも、いまだ宙に浮いたままです。
この事件、まだ“終わっていない”。
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