静かな車内、揺れる電車。
その平穏をぶち壊すように鳴り響いた、まさかの「爆音ダンスミュージック」。しかも、キャリーケースから!
「いやいや、なんでここで音楽!?」「誰がやってるの!?」と驚く乗客たちの前で、TikTokerがノリノリで踊る——。
ネットで拡散されたその映像は、たちまち大炎上。
原因は、ある海外の“迷惑配信者”にインスパイアされた(というより模倣した)行為だった。
■ 発端は海外インフルエンサー「Sigma Boy」の“暴走日本ツアー”
すべての始まりは、Instagramで約100万人のフォロワーを持つ海外動画クリエイターSigma Boy(シグマ・ボーイ)。
日本を訪れた彼は、キャリーケース型のスピーカーを引いて観光地や電車に突入。
スピーカーからは大音量の音楽が流れ、彼はその場で踊り出すという“超問題パフォーマンス”を披露。
日本の公共マナーを無視したその行動は、SNS上で瞬く間に拡散され、一部の人からは「クレイジーすぎて面白い」とウケる一方、「文化をバカにしてる」「普通に迷惑」と批判が殺到した。
■ まさかの完全模倣…登場したのは日本人TikToker「せんぷう」
ところが、そのSigma Boyの行動を日本人が完全に模倣するという事態が発生。
実行したのは、TikTokで約6万人のフォロワーを持つせんぷうという女性インフルエンサー。
彼女は、同型のスピーカーを持ち込み、公共の電車内で音楽を大音量で流しながら踊るという“迷惑ムーブ”を実行。
さらには駅のホームでノリノリのパフォーマンスを見せ、駅員が止めに入るとその場を逃走するという場面まで映像に収められていた。
この行為にネット上は大荒れ。
「何がしたいの?」「公共の場でこれはありえない」と批判が集中し、一気に“炎上インフルエンサー”へと転落した。
■ SNSは大荒れ!「耳が壊れる」「ただの通報案件」
映像を見たネットユーザーたちの反応は、ほぼ総ツッコミ状態。
- 「電車は静かだから安心して乗れるのに…これは本当にやめてほしい」
- 「聴覚過敏の人がいたらトラウマになるレベル」
- 「本人は悪気ないのかもしれないけど、やってることは完全に迷惑行為」
- 「真似する意味がわからない。海外の迷惑行為を輸入しないで」
- 「面白いと思ってるの本人だけでしょ」
TikTokのコメント欄でも、軽く見えるような反応にまじって、「社会的な自覚のなさ」に対する指摘が目立つ。
“炎上商法”と見なす声もあり、今後の活動に赤信号が灯っている状態だ。
■ 「せんぷう」って誰?プロフィールをチェック
項目 | 情報 |
---|---|
活動名 | せんぷう(@senpu__chan) |
フォロワー数 | TikTok:約6万人(2025年5月時点) |
所属事務所 | Rainbow LIVE(配信者・インフルエンサー系) |
出身地 | 福島県 |
活動開始 | 2023年頃 |
夢・目標 | 「かえぽんとコラボすること」 |
性格タイプ | 明るくノリがよく、企画重視の行動派 |
■ せんぷうの経歴は?どんな活動をしてきたのか
せんぷうは、2023年頃からTikTokを中心に活動を開始。
当初は、ごく普通の女子高生の日常やちょっとした“バズ狙い”のダンス動画を投稿していたが、次第に「体を張ったチャレンジ系」や「ノリ系コンテンツ」にシフト。
フォロワーを着実に増やしつつあった中、2024年頃からはライブ配信も始め、視聴者と積極的に交流するスタイルへと変化。
地方出身ならではの素朴さと、“夢に向かって頑張る姿勢”が評価され、「応援したい」「元気をもらえる」といった声も多かった。
特に彼女が憧れているのは、人気TikToker「かえぽん」。
「絶対にコラボしたい!」と何度も語っており、それがきっかけでTikTokを始めたという説もある。
しかし、今回の件でその評価が一転。「売れるためには何でもやるのか?」という声も上がっており、ファンの間でも戸惑いが広がっている。
■ SNS時代の“バズる正義”とモラルの限界
「バズれば正義」「見られたもん勝ち」。
そんなSNS時代の価値観のなかで、せんぷうが選んだ行動は、明らかに“越えてはいけないライン”を踏み越えてしまった。
本来、SNSはクリエイティブな自己表現の場のはず。
だが、注目されるために“他人の迷惑”を手段にしてしまえば、そこに共感は生まれない。
SNS世代の若者たちにとって、今回の騒動は決して他人事ではない。
「目立ちたい」その一心が、信用もファンもすべてを失うきっかけになることを、この件は痛烈に示している。
■ 今後の動向は?沈黙を貫くか、それとも反省の弁か…
現時点で、せんぷう本人からの謝罪・釈明コメントは一切出ていない。
フォロワー数はやや増加傾向にあるが、それは“物見遊山”のような注目であり、必ずしも支持ではない。
今後、彼女がどう動くかで、今後の活動人生が決まると言っても過言ではない。
「一時のバズり」に走った代償は決して小さくない——。
【まとめ】
- 海外迷惑配信者・Sigma Boyの行為を模倣したTikToker「せんぷう」が電車内で爆音パフォーマンスを実行
- SNSで大炎上し、「公共の場の迷惑行為」として非難殺到
- 本人はまだ沈黙中で、炎上後の対応が注目されている
- 経歴は真面目で努力型だったが、今回の行為でイメージが一変
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