2025年5月、大阪・ミナミの中心に位置する「ラウンドワンスタジアム千日前店」で、前代未聞の迷惑行為が発生しました。深夜のカラオケルームで、女性配信者が行った“信じがたい行為”とは一体…?
今回は、この騒動の一部始終と企業の対応、そして私たちが問われる「配信者モラル」について深掘りしていきます。
◆ 深夜5時、ラウンドワンで何が起きた?衝撃の迷惑配信
問題の行為が起きたのは、2025年5月26日 午前5時ごろ。カラオケルームにいたのは、ライブ配信者の女性「くる」さん。
彼女が行ったのは、まさかの──「カラオケルームのグラスに放尿し、それを飲んで嘔吐する」という常軌を逸した行動。
しかも、その様子をライブ配信していたというのです。まさに“放送事故級”。視聴者の中にはショックを受けて通報する者も続出。SNSは騒然としました。
公共の施設で、人が使うものに対して行われたこの“ありえない”行為は、すぐに社会問題として扱われ始めます。
◆ 「くる」とは何者?配信者のプロフィールを追う
今回の炎上の中心人物は、ライブ配信アプリ「ふわっち」で活動していた女性配信者「くる」さん。
- 活動名義:くる
- プラットフォーム:ふわっち(主に雑談系の配信)
- フォロワー:数千人規模(事件前の時点)
- 配信スタイル:テンション高め、やや過激路線
- 特徴:構ってほしい気質があり、時折「炎上狙い」とも取れる投稿も
配信業界では、こういった「限界ギリギリのネタ」で話題を集めようとする動きも珍しくありませんが、今回は一線を超えすぎたと言えるでしょう。
事件後、「くる」さんはSNSで以下のように謝罪文を掲載しました。
「自分の軽率な行動により多方面にご迷惑をお掛けしてしまい誠に申し訳ございません。無許可で配信し不快な行為を拡散してしまったことを深く反省しております。損害に関しては誠心誠意償ってまいります。」
しかし、ネットの反応は厳しく、擁護の声はほとんど見られませんでした。
◆ ラウンドワンの即応対応に称賛の声も
この件を受けて、ラウンドワンは驚くほど素早く、かつ毅然と対応しました。
- 問題の配信について報告を受けた直後に、該当グラスをすべて廃棄
- 該当のカラオケルームを徹底清掃・消毒
- 配信者との直接の話し合いを実施
- 警察に相談し、刑事・民事の両面で厳正に対処する方針を表明
- 全国の全店舗でも衛生状態の再点検を開始
ラウンドワン側は、以下のような声明を発表しています。
「全てのお客様に安心してご利用いただける環境を守るため、引き続き厳格な対応を行ってまいります。」
企業としてのリスク管理、顧客対応の姿勢には一定の評価が集まっています。
◆ SNS文化と「注目されたい欲望」の危うさ
スマホひとつで誰でも“配信者”になれる時代。ライブ配信は、孤独を埋めるツールであり、注目を集める手段であり、時に「承認欲求」の依存先にもなります。
今回の「くる」さんの行動も、“誰かに見てほしい”“注目されたい”という欲望の暴走が原因だったのではないでしょうか。
バズるためにモラルを捨てる人が後を絶たない中で、私たち視聴者にも責任があります。「見ちゃう」「笑っちゃう」「シェアしちゃう」その反応が、次の暴走を後押しするからです。
◆ この事件から何を学ぶべきか?
今回の騒動は単なる「迷惑配信」で済ませることはできません。以下の3つの視点から、私たち一人ひとりがこの出来事を受け止める必要があります。
- 配信者の責任
→「誰かが見てる」からこそ、モラルと責任が求められる - 企業のリスク対応力
→危機が起きた時、どう動くかで信頼が決まる - 視聴者としての態度
→違和感ある配信を“娯楽”として消費していないか?
◆ まとめ:信頼は築くのに時間がかかる。でも、壊れるのは一瞬。
ラウンドワンは、長年にわたって築き上げてきた“安心・安全・清潔な遊び場”というブランドイメージを、たった一人の配信者によって試される形となりました。
しかし、同社は対応において「危機管理」の教科書のような動きを見せ、企業としての信頼を守り抜こうとしています。
一方、配信者「くる」さんは今回の行動で、自身のイメージだけでなく、将来までも危うくしたかもしれません。
ネット社会のいま、「見られるために何をするか」ではなく、「見られても恥ずかしくない自分でいられるか」が問われているのです。
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