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李宇晨の読み方は?顔画像は?自宅住所・SNSの特定は?

それは、たった一通のメッセージから始まりました。
スマホに届いたのは、よくある広告のような「簡単に稼げる投資話」。
北海道・釧路市に住む60代の男性は、それを“偶然の出会い”と思ってしまったのです。

「少しの資金を預けるだけで、月に数十万円のリターン」
「AIが自動で投資をしてくれるから、ほったらかしでOK」
「実際に儲けた人の声も載っている」

不審に思ってもおかしくない内容なのに、人は「希望」を見たとき、判断を鈍らせるもの。
年金暮らしで少しでも生活を楽にしたかった男性にとって、この話はまるで救いの手のように見えました。


◆ 「利益を引き出すには現金が必要です」…その言葉が地獄の入口だった

「投資で利益が出ました!」
「引き出すには処理手数料が必要です」

そんな言葉とともに、要求されたのは現金300万円の振り込み

「これで本当に儲かるなら…」
「もらえる金額の一部を前払いしてるだけだし…」

そう考えた男性は、わずかな疑念を振り切り、指定された口座に振り込んでしまいます。
しかし、そこから“利益”が戻ってくることは、最後までありませんでした。

何度問い合わせても、「手続きに時間がかかっている」「今少し待ってください」などと返され、徐々に連絡が途絶えていく。
ようやく不審に思った男性が警察に相談したことで、事件は動き出したのです。


◆ 詐欺の容疑で逮捕されたのは…35歳・無職・中国籍の男

この事件で警察に逮捕・送検されたのは、中国籍の李 宇晨(り・うしん)容疑者、35歳
報道によれば、李容疑者は職業不詳・住所不定。つまり、定職にも就かず、どこに暮らしているのかも曖昧な存在でした。

警察によると、李容疑者は少なくとも一昨年から活動しており、他の人物と共謀して“投資詐欺”の勧誘をSNSで行っていた疑いがあるとのこと。

つまり、これは単独犯ではなく、組織的な詐欺グループの一員だった可能性があるということ。
犯行はかなり計画的で、ターゲットの心を読んだ巧妙な心理操作まで行っていたことが伺えます。


◆ 氷山の一角だった…総額770万円の被害が判明

さらに驚くべきことに、被害男性はこの一件だけで終わっていなかったのです。
調べが進む中で、同様の手口で合計約770万円を詐取されていたことが明らかに。

しかも、繰り返しお金を振り込まされた理由は、「あと少しで利益が引き出せる」「ここを乗り越えれば全額戻る」という**“希望のエサ”**をぶら下げられ続けたから。

人間は、「もう引き返せない」と思ったときほど、止まれなくなってしまう。
“サンクコスト”という心理に支配され、被害男性は何度も、何度も、財布を開いてしまったのです。


◆ 李容疑者の素顔はいまだ謎に包まれたまま

現在のところ、李容疑者の詳細な情報はほとんど明らかにされていません。

  • 氏名:李 宇晨
  • 名前の読み方り・うしん(Li Yuchen)
  • 年齢:35歳
  • 国籍:中国
  • 職業:無職
  • 住所:不定
  • 家族構成:不明(報道されていない)
  • SNSアカウント:本人名義のアカウントは確認されていない

ネット上にも本人と特定できるSNSアカウントや実名写真は出回っておらず、今後の捜査で新たな手がかりが出てくる可能性があります。


◆ SNS詐欺は他人事じゃない。“私も被害に遭うかも”の時代

「自分はそんな甘い話に乗らない」
そう思っていませんか? でも、今の詐欺は**感情を丁寧にくすぐってくる“プロの仕事”**なのです。

特にSNSは、私たちの日常に溶け込んでいる分、心理的な距離が近くなり、警戒心が薄れやすい。
「たまたま知り合った親切な人」
「真剣に儲け話を教えてくれる投資家」
…そんな“キャラ設定”に惑わされ、詐欺だと気づかないまま深みにハマっていく人は後を絶ちません。

しかも最近の手口は、AIのチャットボットを活用し、自動で返答してくるケースも。詐欺はますます高度化・巧妙化しています。


◆ まとめ:信じる気持ちの先に待っていたのは…

今回の事件は、“人を信じた”結果、人生を狂わされた一人の男性のリアルな記録です。

彼は「悪い人じゃない」と信じ、
「お金が戻ってくる」と信じ、
「自分の選択は間違っていない」と信じ続けてきました。

その結果――770万円という大金を、まるごと失ったのです。

今、李容疑者の逮捕によって事件は一つの節目を迎えました。
けれど、こうした詐欺は今も全国のどこかで続いているというのが現実です。

この事件を「釧路の出来事」としてスルーするのではなく、
「明日は我が身かもしれない」と、少しでも考えるきっかけにしていただければ幸いです。


本当に信じていい相手かどうかは、“お金の話が出たとき”にこそ、分かるものです。
SNSのメッセージ、その裏に誰がいるのか――。
今一度、立ち止まって考えてみてください。

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