プロサッカー選手として注目され、若くして引退。その後まさかの教育者に転身——。
そんな異色の人生を歩んでいるのが、元Jリーガー・鍋田亜人夢(なべた あとむ)さんです。
「どこかで聞いたことある名前…」と思った方も多いかもしれません。彼は清水エスパルス出身のFWとして活躍し、その後25歳でスパイクを脱ぎました。
でも、彼の本当の物語は、むしろその“引退後”から始まったと言っていいでしょう。
今回は、鍋田亜人夢さんのプロフィール・学歴・サッカー人生・転身後のキャリア、そして結婚や家族についての考察まで、まとめてご紹介します!
◆ プロフィール|「亜人夢(あとむ)」は一度聞いたら忘れない
- 名前:鍋田 亜人夢(なべた あとむ)
- 生年月日:1991年5月1日(34歳・2025年現在)
- 出身地:静岡県静岡市清水区
- 身長/体重:179cm/70kg
- ポジション:フォワード(FW)
- 利き足:左
まず名前。**「亜人夢(あとむ)」**というインパクト抜群の漢字と読み。まるでアニメの主人公のような響きですが、実在の元Jリーガーなんです。
静岡生まれ静岡育ち。幼少期からサッカーに打ち込み、地元では有名な“エスパルス育ち”のひとりでした。
◆ 学歴|エスパルスユース → 大学で「学び直し」の決断
- 高校:清水エスパルスユース所属(※高校名は非公表)
- 大学:日本体育大学(2017年入学)
高校時代はエスパルスのユースに所属しており、学業とサッカーを両立するために通信制高校や提携校に通っていた可能性が高いです。
驚くべきはその後。
25歳で引退した彼は、なんと日本体育大学へ進学。ふつうなら指導者の道を“現場経験だけ”で進みそうなところ、彼はあえて「学ぶ側」へと立ち戻りました。
それはただの進学ではなく、「人生をもう一度組み立て直す」という決意の表れだったのではないでしょうか。
◆ 経歴|華やかなJリーグデビュー、しかし引退は25歳という早さ
鍋田さんのサッカーキャリアは、ジュニア時代から“エリート街道”。
- 少年期:「清水第八SC」所属
- ジュニアユース〜ユース:清水エスパルス
- 代表歴:U-12〜U-14日本選抜、ナショナルトレセン
当時から“将来を嘱望された逸材”として注目されており、U-12日本選抜ではあの原口元気選手とチームメイトだったというから驚き。
そして2009年、清水エスパルスユースからトップ昇格。
2011年にはJ1デビューを果たし、浦和レッズ戦でフル出場というインパクトのある登場を見せました。
しかし、プロとしての壁は厚かった。
出場機会にはなかなか恵まれず、2014年にはJ2のアビスパ福岡へ期限付き移籍。公式戦出場は29試合。華やかに見えて、悩みも多かったであろうプロ時代…。
そして2016年、25歳という若さでスパイクを脱ぐ決断を下します。
◆ 引退後のキャリア|指導者から教員へ。“第二の人生”の本気
多くの元アスリートが引退後に進むのは「監督」「解説者」「クラブスタッフ」など。
しかし鍋田さんは東京都清瀬市のジュニアユースクラブ「S.T.F.C」で指導者として再出発した後、より深く教育に関わることを選びました。
そして2017年、日本体育大学に入学。
その4年後、2021年には静岡市内の学校で教員として勤務を開始します。
「スポーツから教育へ」という流れは一見まったく異なる世界に見えますが、どちらも“人を育てる仕事”。
だからこそ彼の選択には一本、芯が通っているように感じられます。
ただ“教える”だけではなく、実体験と熱意をもって子どもたちと向き合える教育者。
それは元プロアスリートというバックボーンがあるからこそできること。
◆ 結婚してる?奥さんは?子供はいるの?
気になるプライベートですが…
現時点で、結婚や子どもに関する公式な情報は一切なし。
SNSの発信もほぼ見られず、メディア露出もごくわずか。
そのため、結婚しているのか・家庭があるのかは不明です。
ただ、教員という仕事柄、家庭を大切にしている可能性も十分考えられます。
静岡に戻り、地元の学校で働いていることを考えると、**落ち着いた生活を送っているのでは?**という声も。
子どもがいるとすれば、やはりサッカーを一緒にやっている姿を想像してしまいますね。
“元プロのパパ”って、ちょっと憧れます。
◆ SNSはやってるの?
意外なことに、鍋田さん本人による公式SNS(X・Instagramなど)は確認されていません。
そのため、活動状況は基本的にメディアや地域ニュース頼り。
あえて「静かに生きる」ことを選んでいるのかもしれませんね。
このあたりも、“地に足のついた第二の人生”を感じさせます。
◆ まとめ|派手さはなくても、確かな一歩を積み重ねる人生
鍋田亜人夢さんは、プロサッカー選手としては大成しきれなかったかもしれません。
でも彼がその後に歩んでいる道は、静かだけれど、とても強い。
- 挫折を受け止めて
- 学び直しを選んで
- 地元で次世代を育てる
そんな“第二のキャリア”を地道に築く姿は、むしろ多くの人にとって心に刺さるものではないでしょうか。
スポーツで見せるプレーとはまた違った形で、彼は“人の人生に影響を与える存在”になっています。
彼のような元アスリートの存在が、これからの時代のロールモデルになるかもしれませんね。
第二の人生で輝く“静岡のヒーロー”、鍋田亜人夢さん。
これからも、静かに熱く、たしかな歩みを続けてくれるはずです。
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