警察官が、警察官として最もやってはいけないことをした——。
それは、“市民の信頼を裏切る”という行為です。
2025年5月23日、兵庫県姫路市内で発覚した衝撃の不祥事。
逮捕されたのは、姫路警察署に勤務する現職の巡査部長・南翔太容疑者(38)。
場所は、誰もが見過ごすような普通のホテルの一室。しかしその密室で起きた行為は、あまりに許されざるものでした。
被害者は、市内の風俗店に勤務する25歳の女性。
その瞬間、彼女の目が見逃さなかった“ひとつの異変”が、警察官の闇を明るみに引きずり出すことになるのです。
■ 「撮ってるでしょ?」女性の勘が事件を暴く――舞台は姫路のホテル
事件が起きたのは、5月23日(金)午後11時20分ごろ。
南容疑者は姫路市内のホテルで、風俗サービスを受けていた最中。
その場にいた25歳の女性が、ふと“ある違和感”に気づきます。
「…なんか変な方向にスマホ向けてません?」
女性のこの問いに、空気が凍りつきました。
南容疑者の手には、カメラが起動されたスマートフォン。映し出されていたのは、自分がサービスを提供する様子——つまり、性的サービスの無断撮影だったのです。
女性は瞬時に冷静な判断を下し、自らの勤務先へ通報。
駆けつけた店の男性スタッフ(59歳)が南容疑者をその場で取り押さえ、現行犯逮捕となりました。
驚くべきことに、逮捕されたその男は姫路警察署の巡査部長。
市民の治安を守る立場にある人物が、密室で一線を超えてしまったのです。
■ 南翔太容疑者とは何者なのか?警察内部でも“模範的”と言われた中堅幹部
南翔太——逮捕されたこの男は、警察内部では一定の信頼と実績を積んできた中堅警官だったとされます。
警部補の一歩手前、巡査部長という立場は、一般的には若手の指導役も担うポジション。
- 名前:南 翔太(みなみ しょうた)
- 年齢:38歳(2025年時点)
- 所属:兵庫県警 姫路警察署
- 職位:巡査部長
- 容疑:性的姿態等撮影(スマートフォンでの無断撮影)
- 逮捕状況:現行犯で逮捕(ホテル内)
事情聴取に対して、南容疑者は驚くほど素直に認めたといいます。
「確かに動画撮影はしました」
その潔さに驚かされる一方で、「ではなぜそんなことを?」という疑問は深まるばかり。
権力を持つ人間が、密室でモラルを逸脱してしまった背景には、一体何があったのでしょうか。
■ 彼に家族はいるのか?SNSは?素性を探るも…情報は“厳重封鎖”
この報道が出て以来、ネット上では
- 「南容疑者には家族がいるのか?」
- 「子どもがいたらどう説明するんだ…」
- 「SNSやってたなら探してみたい」
といった声が飛び交っています。しかし現時点で、家族構成・自宅住所・SNSの存在は一切明らかにされていません。
それもそのはず。警察官という立場上、個人情報の管理は極めて厳重。とくに今回のようなセンシティブな事件では、家族にまで飛び火するのを防ぐため、報道側も慎重にならざるを得ないのです。
ただし、警察関係者によれば、南容疑者は「真面目で堅物な性格だった」との証言も。
それが逆に“裏の顔”を隠しやすい環境を生んでいた可能性も指摘されています。
■ 姫路警察署に広がる激震…再び問われる「警察官のモラル」
今回の事件は、兵庫県警全体にとっても大きな打撃となりました。
かつて兵庫県警では、他にも不祥事が相次ぎ「信頼回復への道のり」は容易ではありません。
とくに、今回のように**“女性の尊厳”を踏みにじる行為**となれば、地域住民の怒りは計り知れません。
「自分の娘が同じ目に遭っていたら…」
「誰を信じればいいのか分からない」
こうした声は、今まさに市民のリアルな叫びとして、SNSや地域の口コミを通じて噴出しています。
姫路警察署としては、早急な処分と再発防止策を講じなければ、取り返しのつかないレベルで信頼を失うことになりかねません。
■ 編集後記:「権力の私物化」は、もう見逃さない
警察官の逮捕、それも現行犯での性的な事件となれば、ショッキングという言葉では足りません。
しかし同時に、私たちは見逃してはならない事実もあります。
それは、この事件を“女性の冷静な判断”が明るみに出したということ。
被害を受けた女性が黙って泣き寝入りしていたら、この男はまた誰かを撮っていたかもしれない。
市民を守るべき立場の人間が、その権力を「私的欲望のために」使ったのなら、それは決して許されるべきではありません。
この事件は、ひとつの警察不祥事にとどまらず、「正義とは何か」を社会に問い直す大きなきっかけになるでしょう。
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