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三村航輝の退所理由はなぜ?

6月2日。
STARTO ENTERTAINMENTのジュニア・**三村航輝(17)**が、自らのブログで「退所」を発表した。
わずか17歳で語られた決意。そして、彼の文章の中にそっと置かれた言葉──

「未来が見えない」

このひと言が、あまりにも切なく、リアルだった。
努力を続け、夢を追い、前を向いてきたはずの少年が、なぜ“その先”を見失ったのか。
彼がこのタイミングで退所を選んだ背景には、いくつかの“見えない要因”が絡み合っていたように思える。


◆ 誰にも言えなかった「不安」が形になった日

三村は、2019年に事務所に入所し、「Go!Go!kids」の一員としてステージで活躍してきた。
その姿はいつも明るく、ローラースケートを駆使したパフォーマンスで魅せてくれた存在だった。

だが、その裏で、心の奥にある“モヤモヤ”は少しずつ大きくなっていたのではないだろうか。
デビューの時期が見えない。
仲間が次々にいなくなっていく。
グループが再編され、未来の予測がつかなくなっていく。

そんな不安が、ある日ふと、明確な言葉として形になった──「未来が見えない」。

このひと言は、彼がギリギリまで迷い、考え抜いた末の“最後の結論”だったのかもしれない。


◆ 突然のグループ再編、相次ぐ退所…揺らぐジュニアの地盤

ここ最近のジュニア界は、大きな変化の渦中にある。

2024年春には36人ものジュニアが一斉に退所。その後も、「少年忍者」小田将聖の退所や、デビュー目前と言われた髙橋優斗、金指一世の離脱などが続いた。

さらに今年2月、ジュニア内の既存グループが予告なく大幅に再編
それまでともに過ごしてきたメンバーとのチームが突然解体される事態に、動揺が広がった。

三村も、そんな揺らぎの真っ只中にいた。
築き上げてきた仲間との関係や、自分の立ち位置が突然不確かなものになる──その現実が、彼に「この先も、この場所で進み続けるべきか?」と問いかけていたのかもしれない。


◆ 17歳、高校生のリアルな分岐点

三村は今、17歳。
高校2年生という年齢は、多くの人にとって将来の進路を考え始める時期だ。

芸能の世界で生きるという選択。
その道は華やかに見える一方で、不安定さと責任が常に付きまとう。
努力がすぐに報われるわけではなく、“続けること”そのものが問われる世界。

まわりの友達が大学進学や就職に向けて動き出す中で、「自分はこのままでいいのか?」という思いが心に芽生えてしまってもおかしくはない。

ジュニアとしてのキャリアはまだ途上。
でも、“この先を選ぶタイミング”としては、きっと今がギリギリだった。


◆ 「夢を捨てた」わけじゃない──自分と向き合った強さ

ブログで三村は、ファンやスタッフへの感謝の気持ちを、丁寧な言葉で綴っていた。
そこにあったのは、投げやりな諦めではなく、責任ある決断だった。

彼は、夢をあきらめたのではない。
“今の場所では夢が描けなくなった”という、自分の正直な気持ちに向き合い、その選択をしただけだ。

退所の理由は明確に語られてはいない。
でも、残された言葉の温度と、これまでの活動を知るファンにとっては、十分すぎるほどのメッセージだった。


目次

◆ そしてこれから──新しい景色を目指して

「未来が見えない」と綴った三村。
けれど、退所の決断はむしろ、自分の未来を見つけ直すための第一歩なのかもしれない。

ここから先、彼がどんな道を選ぶのかはまだ分からない。
でも、ひとつだけ確かなのは、「自分の声に正直になれたこと」。
それは、17歳の彼が、ジュニアという世界で過ごした日々の中で得た、大きな強さだ。

この退所は、終わりではない。
きっといつか、別のかたちで、あの笑顔にまた出会える日が来るだろう。

そしてそのときこそ、三村航輝が本当の“未来”を歩み始めていた証になる。

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