「市議会議員」と聞くと、どんなイメージが浮かぶだろうか?
スーツ姿で難しい話をしている、お堅いエリート、地元の重鎮…。そんなステレオタイプをぶち壊す存在が佐賀にいる。
その名も、御厨洋行(みくりや ひろゆき)。
肩書きは“佐賀市議会議員”だが、その正体は——元・飲食店オーナーであり、動物好きな現場主義者。
議会の場でもSNSでも、熱量のある言葉を放ち続ける御厨氏。
今回は、知られざるその人生と政治スタイルを、エンタメ目線でたっぷり掘り下げてみよう。
■Profile:地元にどっぷり。生まれも育ちも佐賀一筋!
- 名前:御厨 洋行(みくりや ひろゆき)
- 年齢:53歳(1971年12月6日生まれ)
- 住所:佐賀市神園在住(選挙区:神野校区)
- 会派:自民清流(自由民主党系)副代表
- 現在:佐賀市議会議員(2期目)
御厨さんの魅力のひとつは、**“佐賀で完結する人生”**を選んだということ。
地方議員でありながら、何かと全国区の話題にも反応し、SNSで発信する“距離の近さ”がウリ。
市民の声を直に聞き、現場に足を運び、汗をかく。
まさに「見る・聞く・動く」の三拍子がそろった、地元密着型の政治家だ。
■地元育ちの“電子少年”が、飲食の世界へ
御厨さんの学歴は、まさに“地元王道ルート”。
- 小学校:佐賀市立神野小学校
- 中学校:佐賀市立成章中学校
- 高校:佐賀工業高等学校 電子科
子どものころから機械いじりが好きだったのか、進学先は工業高校の電子科。
高校卒業後は、あの大手・シャープエンジニアリングに就職。若くして技術職に就くという安定コースを歩み出した。
でも、ここで終わらないのが御厨洋行の人生。
21歳のとき、突如ふるさと佐賀へUターン。人生の軌道を自ら切り替えたのだ。
■25歳で起業!佐賀市愛敬で飲食店を立ち上げた行動力
佐賀に戻ってきた御厨さんは、飲食業界に飛び込む。最初は店舗で経験を積み、わずか4年後、25歳のときに独立。
開業場所は佐賀市の繁華街・愛敬(あいけい)。夜の街に立ち上げた飲食店は、地元の若者から会社員、親子連れにまで愛された。
「人を喜ばせるのが好き」
「何かを自分の手でつくりたい」
そんな想いがあふれていたと、当時を知る人は語る。
接客、仕入れ、トラブル処理、スタッフ管理。
現場ですべてをやってきた彼だからこそ、市民の“リアルな生活”に寄り添える政治家になれたのかもしれない。
■政治の世界へ。「もっと直接、街を変えたい」と決意
40代半ば、御厨さんの中で転機が訪れる。
飲食店経営に満足していた一方で、目に映る地元の課題に対し、「誰かが動かないと」と思うようになった。
そして45歳のとき、市議選に初出馬。見事初当選。
現在は2期目。所属する**「自民清流」**では副代表を務め、
- 建設環境委員会副委員長
- 九州新幹線整備関連特別委員会
- 議会運営・広報公聴委員会
といった重要なポジションを兼務中。
■政策と活動スタイル:とことん“現場主義”!
御厨さんの政治信条は明確。
「市民の声を、自分の足と耳で拾いに行く」
彼のSNSには、保護動物支援活動の写真、通学路の安全点検の様子、町内の清掃活動、祭りや学校行事のレポートなどが並ぶ。
なんと「家庭動物管理士」という専門資格も取得し、動物愛護の第一人者としての顔も持つ。
さらには通学の見守り活動など、“自分の子どもでなくても守る”姿勢がにじみ出る。
■プライベートは“ベールの中”。結婚・子どもは…?
ここで気になるのがプライベートな顔。
結婚しているのか?お子さんはいるのか?
結論から言うと——非公開。
御厨さんは家庭について一切公に語っておらず、SNSや選挙関連のプロフィールでも触れていない。
おそらく「政治と家庭を分ける」という信念があるのだろう。
プライバシーを守りつつ、市民と真摯に向き合う。そんな距離感の取り方も、現代的な政治家らしい姿勢だ。
■SNS投稿問題で話題に…でも“伝えたい想い”は本物だった
2025年6月、御厨議員は小学校で講師を務めた際の様子をSNSに投稿し、学校から削除要請を受けた。
校内には「撮影した動画や画像のSNS投稿は禁止」と明記されており、「張り紙を見て分かっていた」と会派代表者会議で謝罪。
一部には「辞職勧告」の声も上がったが、彼の謝罪は誠実だった。
この件が示しているのは、彼が「市民とつながるためのツール」としてSNSを真剣に捉えていたということだ。
■まとめ:御厨洋行は、佐賀の“汗かき市議”だった
地方政治の現場で、一人ひとりの市民と向き合い、
足で歩き、手を動かし、心を通わせる。
御厨洋行という男は、ただの議員ではない。
**地域に根を張り、市民と共に歩む“現場の代弁者”**だ。
豪華な経歴や派手なパフォーマンスはなくても、
「地元のために、本気で汗をかける人間」が、ここにいる。
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