2025年6月13日、静かな住宅街を突如襲った炎と煙——。
北九州市戸畑区のアパートで発生した火災は、まさかの「放火」というショッキングな展開を迎えました。しかも、容疑者はそのアパートに住んでいた男。そしてさらに驚くべきは、家族も同じ建物に住んでいたという事実……。
警察が発表した内容をもとに、事件の詳細と容疑者の人物像に迫ります。
👤 容疑者プロフィール：静かな男が抱えていた「何か」
今回、放火の疑いで逮捕されたのは、北九州市戸畑区に住む 緑 孝浩（みどり たかひろ）容疑者（58）。
無職で、家族とともに母親所有のアパートに暮らしていました。
報道によれば、緑容疑者は外見上は目立たない存在で、近隣トラブルなどの記録も見当たりません。しかし、その“静けさ”の裏に、何らかの心の葛藤や爆発寸前の感情があったのかもしれません。
🏘 火災の現場は「家族の住まい」だった
この火事が恐ろしいのは、単なる放火ではなく、家族が住む家を自ら燃やしたという点にあります。
アパートは木造2階建て。所有者は87歳の母親で、そこに緑容疑者、そして54歳の弟がそれぞれ別の部屋に住んでいたといいます。
火災が起きたのは13日正午前。
緑容疑者は、自分の部屋の玄関でスニーカーにマッチで火をつけたと供述。その火が周囲に燃え広がり、2部屋が全焼。他の部屋にも被害が及んだとされています。
幸いにも、母親・弟・容疑者本人にけがはなかったとのことですが、「家族を巻き込む形で火を放った」という事実は非常に重いものです。
💬 「火をつけたのは間違いありません」容疑者の供述が生々しい…
緑容疑者は警察の取り調べに対し、
「私の部屋の玄関で、スニーカーにマッチで火をつけた。燃え移ったのは間違いありません」
と、あっさりと犯行を認めたといいます。
さらに衝撃なのは、
「家族が住んでいるのを知っていて火をつけた」
という供述。
この発言からは、単なる失火ではない、強い意志をもっての“犯意”が読み取れます。
👪 家族構成：3人、それぞれ別の部屋で暮らしていた
このアパートには、次の3人が住んでいました。
- 緑孝浩 容疑者（58）
- 母親（87）：アパートの所有者
- 弟（54〜55）
それぞれ別の部屋に住んでいたとのことですが、家族でありながら、どこか断絶した関係を思わせる配置でもあります。家庭内の不和や孤独、介護疲れなど、背景に何があったのかは今後の捜査で明らかになるでしょう。
📍 自宅の場所はどこ？
現場となったアパートは、北九州市戸畑区東大谷に位置する木造2階建ての建物。
報道では町名までしか明らかにされておらず、番地や建物名などの詳細は現時点では公表されていません。
地元住民によると、近くは静かな住宅街。まさかこんな事件が起きるとは…と、驚きの声が広がっています。
🌐 SNSは見つからず…謎に包まれた素顔
現在のところ、緑容疑者に関連するSNSアカウントやオンラインでの発信記録は見つかっていません。
FacebookやX（旧Twitter）、Instagramなどで名前を検索しても、本人と思しきアカウントの特定には至っていないのが現状です。
完全に“ネットから消えた存在”だったのか、それとも単に匿名で活動していたのか…。容疑者の本当の姿は、まだベールに包まれています。
🚓 今後の焦点は「動機」
なぜ、自分が暮らすアパートに火を放ち、家族まで危険に晒すようなことをしたのか？
緑容疑者が抱えていた「怒り」「絶望」「孤独」——その根本的な動機に注目が集まっています。
警察は現在、背景事情や精神状態、家族関係などを慎重に調査中。動機が明らかになることで、社会全体が抱える“家庭の中の闇”が、浮き彫りになるかもしれません。
✍️ 編集後記：平穏な日常のすぐ隣にある「危機」
一見すると静かで平和な家庭にも、誰にも言えない痛みや葛藤が潜んでいることがあります。
今回の事件は、まさにその象徴のような出来事でした。
家族と住んでいる家で放火をする——そんな衝撃的な決断に至るまでに、いったい何があったのか。
明らかになる真実が、あなたのすぐ隣にも潜んでいる“危機”を、改めて考えさせてくれるかもしれません。
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