化粧品好きにとってのバイブル、「@cosme（アットコスメ）」。
その運営会社・アイスタイルにまつわる、まさかの“インサイダー取引”疑惑が世間を騒がせている。舞台は株式市場、そして登場人物は…なんと「企業コンサルタント」として表舞台にいた一人の男。
名を――黒滝将史（くろたき・まさし）容疑者（45）。
美しくなるための情報が飛び交う@cosmeの裏で、金と情報を巡る“醜い駆け引き”があったのか？
この記事では、黒滝容疑者の正体、事件の全容、そしてまだ見えてこない素顔を追いながら、リアルな感情とともに、事件の奥深さに迫っていく。
◆ 驚愕のニュースが朝を揺るがした
2025年6月17日。
東京地検特捜部が突如発表したのは、インサイダー取引容疑での逮捕という一報。
「@cosmeの内部情報を使って株を買っていた人物がいた」――この衝撃の内容に、SNSもニュースも大騒ぎ。
そして名前が明かされたのが、東京都港区在住のコンサルタント、黒滝将史容疑者だった。
「え？誰？」と思った人も多いかもしれない。しかし、関係者の証言を紐解いていくと、この男がただの“コンサル”ではないことが次第に明らかになってくるのだ。
◆ 事件の舞台裏──インサイダー取引の全貌
まずは、事件の骨格を時系列で整理しておこう。
▶ 時は2022年夏。焦点は“公表前の極秘情報”
黒滝容疑者が情報を手に入れたとされるのは、2022年7月中旬。
その情報とは──
「アイスタイルがアメリカのAmazonや三井物産と提携する計画がある」
という、極めて株価に影響を及ぼす「重要事実」だった。
これは完全な未公表情報。つまり、知っていて得をすれば即アウトという、“インサイダー取引”の王道パターン。
そして黒滝容疑者は、8月初旬、その情報が世に出る前に知人名義の口座を使って、アイスタイル株を5万株・約1420万円分買い付けたとされている。
タイミングはバッチリ。まるで、株価が上がる瞬間を“予約していた”かのような動きだった。
▶ そして8月15日――現実は“想定通り”に動いた
同月15日、Amazonと三井物産による提携発表が実現。
その中身も規模感も、まさにインパクト大だった。
- Amazonが**25億円分の新株予約権付社債（CB）**を引き受け
- さらに115億円分の新株予約権も獲得
- 三井物産らへのCB割当てと業務提携も同日公表
当然、これを受けて株価は急騰。
黒滝容疑者が“その前に買っていた”という事実が、今回の逮捕に直結した。
◆ 黒滝将史とは何者か？その素顔と謎
さて、本題はここからだ。
この黒滝将史という男、一体何者なのか？
名前も顔もこれまでほとんど報じられておらず、まさに“突如現れたキーパーソン”という印象を抱いた人も多いだろう。
私たちは、彼の人物像を掘り下げるべく、報道・登記情報・SNS・各種公開情報を徹底的に調査した。
◆ プロフィールと居住地：高級住宅街・港区に住む「情報通」？
- 氏名：黒滝 将史（くろたき・まさし）
- 年齢：45歳（逮捕時点）
- 職業：コンサルタント業
- 居住地：東京都港区
港区といえば、六本木・赤坂・麻布・白金といった都内屈指の高級エリアを抱える地帯。
単に住むだけでも高額な家賃や維持費が必要な場所で、港区に住む＝それなりの収入がある証拠と見る向きもある。
「コンサルタント」といっても幅広いが、関係者によると、金融・事業再編・資金調達関連の助言などを行っていた形跡がある。
◆ SNS・家族・経歴──徹底調査も「影が濃い」人物像
驚くべきことに、これだけの騒動になってもなお、SNSでの発信や足跡が一切見つからない。
- Twitter → 同姓同名アカウントはあるが、本人特定には至らず
- Facebook・Instagram → 非公開 or 利用歴なし
- note・LinkedInなど → 無関係 or 非活動的
家族構成についても一切報じられておらず、配偶者・子どもの有無なども不明。独身の可能性もあるが、正確な情報は出ていない。
また、経歴（出身大学や過去の勤務先）も未確認。
ここまで何も出てこないというのは、単に無名だったというよりも、**「意図的に痕跡を消していたのでは？」**という声すら上がるレベルだ。
◆ なぜ彼は“情報”を得られたのか？
最大の謎はここにある。
なぜ黒滝容疑者が、アイスタイルとAmazon・三井物産という超大手の提携話に接触できたのか？
このルートは、普通の“知り合い”レベルで手に入る情報ではない。
考えられる可能性は3つ。
- 過去にアイスタイル、あるいは提携関連企業と業務上の接点があった
- 内部関係者から「横流し」された
- 業務コンサルという立場を使って、巧みに機密を聞き出した
いずれにせよ、「知ってしまっただけ」では済まされないのがインサイダー取引。
そして知った“後”に何をしたかが、今の彼の立場に直結している。
◆ 今後の焦点：黙秘か？自供か？裁判で暴かれる“裏側”
現在、黒滝容疑者は黙秘を続けているとされる。
認否（容疑を認めるか否か）も明らかにされていない。
このまま裁判になれば、何が真実だったのか、どこから情報が漏れたのか、そしてどれほどの利益を得ようとしていたのかが明らかになっていくだろう。
仮に実刑となれば、数年単位の刑期や多額の罰金が課される可能性もある。
◆ まとめ：信頼と情報の代償
「情報は力だ」とはよく言うが、それは時に、人生を丸ごと変えてしまう“毒”にもなりうる。
黒滝将史容疑者は、おそらく一部の人間にとっては“やり手のコンサル”だったのかもしれない。
だが、情報を使う手を一歩誤れば、それは一瞬で“犯罪者”の烙印となる。
そしてこの事件は、「企業が持つ情報の価値」「それを扱う人間の倫理観」「マーケットの信頼性」という3つの視点から、私たちに静かな問いを投げかけている。
🧠 情報をどう扱うか。それは“知っている人”ではなく、“どう使うかを選ぶ人”の責任なのだ。
続報が入り次第、この記事も随時更新していく。
「@cosme」とは真逆の、きらびやかではない“現実のドラマ”。どうか最後まで見届けてほしい。
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