あなたがいつも使っている“あのセルフレジ”が、もし不正に使われていたら──?
「セルフレジを操作して、カミソリ490個を1円で購入したことにして、ポイント21万5000円分を荒稼ぎ」
…これ、嘘みたいだけど、本当にあった話です。
しかもこの前代未聞の犯行、やったのは元スーパーのアルバイト店員。
内部の仕組みを熟知していた彼は、システムの“裏側”に入り込み、誰も気づかぬうちにポイントを現金のように使いまくっていたのです。
◆ ド肝を抜く手口「1円カミソリ大量購入」その目的は“ポイント錬金術”だった
舞台は、東京都調布市内にある某スーパー。
事件の主役となったのは、かつてこの店で働いていた男、河田晃佑容疑者(28歳)。
彼が目をつけたのは、日用品売り場の中でもひときわ“お得”な商品──高還元ポイント対象のカミソリ。
1つ購入すれば、なんと200円〜500円分のポイントがつくという仕組みを逆手に取りました。
そして犯行当日、彼がセルフレジに向かってやったことはこうです:
- 商品価格をすべて1円に書き換え
- カミソリ490個分を“買った”ことにする
- レシートを発行し、その分のポイントを正規にゲット
その合計、なんと21万5000円分のポイント──。
現金を使わず、わずか数百円で手に入れた“買い物パワー”は、食費や日用品、外食などあらゆる支払いに化けていったといいます。
◆ まるで映画のワンシーン…“ポイント生活”の実態と河田容疑者の供述
警察の取り調べに対し、河田容疑者は罪を認め、淡々とこう語ったといいます。
「ポイントは、買い物や飲食に使っていました」
…つまり、彼は“ほぼ現金を使わずに生活”していた可能性が高い。
これ、ある意味では「究極の節約術」かもしれませんが、当然ながら完全なる詐欺行為です。
さらに捜査が進む中で、警察は河田容疑者が他にも約40万円相当のポイントを不正取得していた疑いがあると発表。
つまり、総額60万円超のポイント錬金術──彼は一人で“ポイント経済”の裏街道を突き進んでいたのです。
◆ 元バイトだから知っていた「レジの抜け道」──驚きの内部犯行の構図
この事件の恐ろしさは、「外部のハッカーが侵入した」などの特別な技術が使われたわけではないことです。
河田容疑者はただの元アルバイト店員。
にもかかわらず、
- セルフレジの価格修正操作
- 高ポイント商品の判別
- システム上の盲点を突く購入記録偽装
といった**“知る人ぞ知る情報”をフル活用**し、まるで内部の管理者のようにレジを操ったのです。
彼にとって、セルフレジはただのレジではなく、ポイントを生み出す“自販機”に見えていたのかもしれません。
◆ 容疑者プロフィール:河田晃佑(かわだ こうすけ)
犯人は一体どんな人物だったのでしょうか? 現時点でわかっている情報をまとめます。
- 名前:河田晃佑(かわだ こうすけ)
- 年齢:28歳(2025年時点)
- 職業:事件当時はスーパーのアルバイト店員(現在は退職)
- 住居:東京都内在住(詳細は非公表)
- 勤務先:調布市内のスーパー(店名は現在も未公表)
- 動機:「ポイントを生活費に使っていた」と供述
- 余罪:40万円相当の追加不正が疑われている
彼がどのような人生を歩んできたのか、どこで“スイッチ”が入ったのか──その背景には、まだ謎が多く残されています。
◆ 【追記】バイト先の店はどこだったのか?
多くの読者が気になっているであろう「勤務先のスーパー名」について。
現時点では──
- 店舗名は報道機関および警察から未発表
- 事件の舞台は東京都調布市内のスーパーと報道
- セルフレジと高還元ポイント制度が導入されていたとみられる
関係者のプライバシー保護や店舗の風評被害を防ぐため、詳細な情報は今後も伏せられる可能性があります。
ただ、調布市内のスーパーでセルフレジ+ポイント制度がある店舗は限られており、地元では既に「もしかしてあの店…?」と話題になっているようです。
◆ 家族構成・自宅・SNSは?
こちらも関心が集まっている項目ですが、現時点では以下の通りです。
- 家族構成:報道なし。実家暮らしか単身か不明。
- 自宅住所:東京都内とされるが詳細は未公表。
- SNSアカウント:本人のものと特定されている情報は確認されていない。
警察によるデジタル調査が進行中であり、スマートフォンやネット履歴から新たな情報が明らかになる可能性があります。
◆ ネット民の反応「頭はいいけど、ズルすぎる」「バレる未来しかない」
事件が報道されるや否や、SNSや掲示板ではコメントが殺到。反応は実に多様です。
「発想はエリート。でも道を間違えた」
「カミソリ490個って持ち帰るだけで怪しいでしょ」
「レジってそんな簡単にいじれるの?システム側の問題もあるんじゃ」
「誰かにやり方教えられたのかも…一人で思いつくにはリアルすぎ」
特に注目されたのは、「なぜ誰も気づかなかったのか?」という点。
店舗側の監視体制やレジシステムの脆弱さにも、厳しい目が向けられています。
◆ 結論:便利の裏には“リスク”がある。現代型犯罪の警鐘
この事件は、「セルフレジ×ポイント還元×内部知識」という、現代ならではの要素が重なって起きた“新世代の不正”でした。
テクノロジーが進化する一方で、それを悪用する人間の知恵もまた、進化しています。
便利さを享受する社会の中で、どこに“落とし穴”があるのか。
企業だけでなく、私たち消費者一人ひとりも、意識をアップデートする必要があるのかもしれません。
この「1円詐欺事件」、まだ全貌が明らかになったわけではありません。
続報からも、目が離せません──。
コメント