お笑いトリオ「3時のヒロイン」として大ブレイク中のかなでさん。ふくよかな愛されキャラと、ステージで見せるキレッキレのダンスやツッコミで、男女問わず人気を集めています。
そんな彼女の過去に、知る人ぞ知る“唯一の元カレ”がいることをご存じでしょうか?
しかもその相手は、かつての相方――つまり、仕事も恋愛も一緒に走り続けた大切な存在だったのです。
今回は、かなでさんの知られざる恋愛ヒストリーと、その切ない破局劇の裏側、そして気になる現在までをたっぷりお届けします。
元カレは元相方?恋と笑いが交差した2人の関係
「元カレは誰?」と聞かれて、「元相方です」と答える人、なかなかいませんよね。
でも、かなでさんにとってはそれが現実でした。
その人物とは、かつてコンビ「はらぺこパンジー」として共に舞台に立っていた“こうせい”さん。
ふたりは2014年、東京NSCの同期として出会い、自然と意気投合。お笑いの道を目指す同志でありながら、いつしかお互いに特別な感情が芽生えていきます。
そしてこうせいさんから「付き合ってほしい」と告白し、芸人カップルとして交際がスタート。
ネタ合わせもデートも、すべてが一緒という濃密すぎる日々を送っていたのです。
まさに「仕事仲間であり、恋人であり、相方である」という特別な関係。周囲に隠すこともなく、堂々と2人の“愛”を貫いていたと言います。
甘い時間の終わり…「恋」と「お笑い」のすれ違い
しかし、恋愛と仕事の両立は、簡単ではありませんでした。
2014年〜2016年、コンビも恋愛も順調に見えたものの、次第にかなでさんの“恋愛体質”が強く表れ始めます。
「もっと一緒にいたい」「もっと愛されたい」
そんな想いが止められず、ネタ合わせ中でもスキンシップを求めてしまったり、些細なことで感情的になることも…。
一方、こうせいさんは「今は芸に集中したい」というストイックなタイプ。
恋とお笑い、どちらも大切にしたいふたりでしたが、次第にその“温度差”が大きな壁となっていきました。
笑いと愛情が交差する関係は、楽しい反面、とても繊細。
やがてふたりは、恋人としても、相方としても、何度も別れと復縁を繰り返すようになってしまったのです。
涙と土下座のラストシーン…高田馬場駅前の別れ
そしてついに迎えた、最後の別れの日。
場所は高田馬場駅前。
こうせいさんの口から「別れよう」の言葉が告げられます。
突然の宣告に、かなでさんはその場で号泣。人目も気にせず土下座をし、「別れたくない」と懇願したと言います。
その光景は、まるでドラマのワンシーンのよう。
しかし、こうせいさんは苦渋の決断で、その場を離れることに。
「10秒だけカウントするから」と言い残し、走り去っていく彼の後ろ姿。
お互いを想う気持ちが強かったからこそ、違う道を選ばなければならなかったのかもしれません。
夢と現実、芸と愛――
すべてを両立させるのは、やはり難しかったのです。
こうせいの“今”と、かなでの本音
破局後、こうせいさんは芸人を引退。東京で営業職に就いた後、大阪へ移住し、友人が経営するバー「あっとほーむばーぼくるーむ」のオーナーとして新たな人生をスタート。
プライベートでは家庭も持ち、穏やかな幸せを手にしています。
一方、かなでさんは芸人としての道を突き進み、「THE W」優勝を果たすなど大躍進を続けていますが、ふとした瞬間、こうせいさんのSNSをチェックしてしまうこともあるとか…。
「完全に吹っ切れた」とは言い切れない、そんなリアルな未練や感情も、かなでさんの魅力の一部なのかもしれません。
恋愛体質は弱点じゃない…かなでが示す“新しい芸人像”
「恋愛体質の女性芸人」というと、ネガティブに見られることもあります。
でもかなでさんは、その恋愛経験を笑いに変え、痛みすらもエンタメに昇華してきました。
失恋の傷も、涙の記憶も、すべてがネタになる。
そして、その“等身大の姿”こそが、今の時代にフィットしているのです。
「THE W」優勝だけでなく、「M-1」や「キングオブコント」にも挑戦し続けるかなでさんは、恋愛も仕事も全力で楽しむ新しいタイプの女性芸人。
恋に傷ついても、また笑いに変えて前に進む、その姿は多くの人に共感と勇気を与えています。
まとめ:過去も涙も、全部が“今”のかなでを作っている
かなでさんとこうせいさんの関係は、単なる恋愛ドラマではありません。
恋と夢、笑いと現実――
すべてが交差する中で、ふたりは大切なものを見つけ、そして手放す決断をしました。
あの高田馬場での土下座、涙の別れ、そこから生まれた強さと優しさ。
今のかなでさんが輝いているのは、そんな痛みや挫折を乗り越えてきたからこそ。
これからもきっと、恋をして、笑いを届けてくれるはずです。
次はどんな恋愛模様が待っているのか――。
かなでさんの“次の物語”に、そっと期待していきましょう。
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