4月16日放送の日本テレビ系バラエティ番組『上田と女が吠える夜』で、タレントの**いとうあさこさん(54)**が語ったあるエピソードが、今ネット上でじわじわと話題になっています。
テーマは「ダマしダマされ」。詐欺や悪徳商法など、世の中の“信じてたのに裏切られた”系トークが飛び交う中で、いとうさんがふと明かしたのが、過去に実際起きた、楽屋でのクレジットカード盗難事件。
それだけでも衝撃なのに、いとうさんが**「信じていた後輩が犯人だった」**と告白したことで、スタジオの空気も一変。
今回は、このエピソードをもとに、「一体その“犯人”は誰だったのか?」という部分を、あくまで番組内の発言と一般に知られている情報をもとに、慎重に考察してみたいと思います。
1. まずはエピソードの全体像をおさらい
いとうさんが語った内容をざっくりまとめると、以下のような流れでした。
- 当時、若い女性タレントたちが出演していたあるテレビ番組の現場で、楽屋でクレジットカードが盗まれるという事件が発生
- その盗難の疑いがかかったのは、いとうさんが「すごくいい子だと思っていた」後輩の女性タレント
- いとうさんは、その子をかばい、「そんなことする子じゃない!」と断言
- ところがその後、その子に複数の余罪が発覚。この件だけでなく、他でも同様の行為を繰り返していたことがわかった
この流れ、まるでサスペンスドラマのようですが、現実に起きた話。
しかもいとうさんが“信じてかばってしまった”というのがリアルに辛い。見た目や雰囲気だけではわからない人の本性に、誰しもハッとさせられた瞬間でした。
2. “若い女性タレント”の範囲とは?年齢・時期を考察
では、ここから少しずつ掘り下げていきましょう。
まずキーワードとして出てきたのが「若い女の子たちが出ていた番組」という表現。
いとうさん自身は現在54歳。ということは、彼女が「若い」と感じるのは、少なくとも20代〜30代前半くらいの世代でしょう。
また、語り口からしてこの事件は最近の出来事ではなさそう。
少なくとも数年〜10年以上前の話である可能性が高く、当時“若手”だったタレントも、現在では30代後半〜40代になっているかもしれません。
つまり、今はあまりメディアに出ていない、過去に活躍していた元タレントや消えた芸能人なども候補に入ってくるわけです。
3. “そんな子じゃない!”と擁護するほど親しい存在だった?
この話で特に引っかかるのが、いとうさんがその子を強くかばっていたという点。
「そんなことするわけがない!」とまで言い切っていたということは、表面的な関係じゃなかったはず。おそらく何度も共演していて、普段から接点があった後輩だと思われます。
例えば、長寿番組や特番、レギュラーでの共演など、いとうさんがMCや準レギュラーとして出演していた番組の出演者であれば、自然と親しくなっていた可能性もありますね。
逆に、単発で数回共演しただけの関係であれば、そこまで熱心に擁護するのは考えづらいので、この子とはある程度の信頼関係が築かれていたと見てよさそうです。
4. “余罪がごまんと出てきた”=常習犯?業界でも問題になっていた?
ここもポイントです。
いとうさんの言葉を借りれば、その子には**「余罪がごまんと出てきた」**。つまり、今回の件だけではなく、他の現場でも似たようなことを繰り返していたということになります。
このフレーズのニュアンスからして、周囲のスタッフや他の芸能人の間でも「ちょっとあの子、おかしいかも」という話がすでに出ていた可能性があります。業界内で問題視されていたのに、なかなか表沙汰にはならなかった……というパターンかもしれません。
結果的に、こういうケースでは仕事が激減する、所属事務所との契約が終了する、テレビから姿を消すなど、なんらかの影響が出ていることが多いです。
5. 犯人は誰なのか?名前が明かされない理由を考える
一番気になるのはもちろん「その女性タレントは誰だったのか?」という部分ですが、いとうさんは番組内であえて名前を出していません。
これは、おそらく“もう過去の話になっている”からこそ、あえて蒸し返すつもりがないという大人の対応とも言えます。
テレビ業界には“名前を出さずに伝える”というスタイルが時々あります。特に、本人がすでに引退していたり、事件化していない場合、名指しすること自体が問題になることも。
だからこそ、今回の話は「犯人は誰か」を特定するためというよりも、「信じていた人に裏切られた時の気持ち」「人は見かけではわからない」というメッセージを伝えるためのエピソードとして語られたのだと受け取るべきかもしれません。
6. 信じることの難しさ、でも信じたい気持ち
最後に、いとうさんの発言の根底にあったのは、「信じてたからこそ、裏切られたのが本当に辛かった」という素直な気持ちだったと思います。
「自分で見て、聞いたことしか信じない」
いとうさんはそう話していました。芸能界のように、表と裏が激しい世界であっても、彼女は人を“見た目”で決めず、自分の感覚を信じてきた。
でも、それでも見抜けなかった——。
この経験が、彼女にとってどれほどショックだったか、想像に難くありません。
私たちも、身の回りで「まさかあの人が」と思うような出来事に出くわすこと、ありますよね。だからこそこの話は、芸能界という特殊な世界の出来事にとどまらず、人間関係の本質を突いているのだと思います。
【まとめ】犯人を探すより、いとうさんの経験から何を学ぶか
このエピソード、どうしても「誰のこと?」と気になってしまうのは人情です。
でもそれ以上に大切なのは、「信じていた人が裏切った時、人はどう向き合うべきか」というテーマ。
いとうさんのように、真剣に人を信じて接していた人だからこそ、その裏切りは深く刺さる。
けれど、それでも「信じたい」という思いが消えないからこそ、人はまた前に進んでいけるのかもしれません。
信じるって、簡単じゃない。でも、やめたくない。
そんな気持ちにさせられる、いとうあさこさんの静かな告白でした。
コメント