福岡・久留米の一角に、ひときわ異彩を放つ診療所がある。
その名は「一番街総合診療所」。
院長を務めるのは、医学博士・細川博司(ほそかわ ひろし)。
「病気を治す」だけでは終わらない。
「社会を治す」ために今日も白衣を着る、“反逆の医師”だ。
ワクチンやマスクに対する批判、がん治療への独自の挑戦、常識を覆す言葉の数々──
医学界の“アウトロー”とまで言われる男の人生には、医療の未来を揺るがす問いが詰まっている。
この記事では、細川博司氏のプロフィールから学歴・経歴・思想・プライベートまで、余すところなくお届けする。
■【プロフィール】
- 名前:細川 博司(ほそかわ ひろし)
- 生年月日:1960年1月17日
- 出身地:山口県宇部市
- 職業:医師・医学博士/一番街総合診療所 院長
- 専門分野:内科、循環器内科、抗加齢医学、がん代替医療
- モットー:「医療はビジネスではなく、人を救うためにある」
- スタイル:自由診療/長時間診察/全人的医療/現代医療批判
■【学歴】
細川氏の原点は、山口の公立校から始まる。
- 1978年:山口県立徳山高等学校 卒業
▶︎ 山口県屈指の進学校。生徒会でも活躍し、医学部を目指す志を固めた時期。 - 1986年:大分医科大学医学部 卒業(現:大分大学)
▶︎ ここで医師免許を取得。臨床よりも人間の「病む構造」に興味を持ち始めたという。 - 1993年:大分医科大学大学院 医学研究科 博士課程 修了
▶︎ 医学博士号を取得。専門は循環器内科だが、テーマはより「社会的医療」へとシフト。
■【経歴】── 医療エリートから“診療所の革命家”へ
◆ 初期キャリア(1986〜1990年代)
大学卒業後、社会保険小倉記念病院などで内科医として勤務。循環器を専門としながらも、次第に“医療の現場”に違和感を抱くようになる。
- 患者が「説明もなく薬を出されて帰る」現場
- 薬が増え、検査が増えるたびに病院の収益が上がる構造
- 医師と患者の信頼関係が“事務作業”にすり替わっていく現実
この経験が、彼の医療観を180度変えるきっかけとなった。
◆ 独立と診療所開業(1998年〜)
- 1998年:細川クリニック 開設
- 2006年:サンクリニック久留米 開設
- 2011年:ビヨンドエイジクリニックJR久留米 開設
- 2012年:「一番街総合診療所」に統合
診察時間を長く取り、患者の「生活全体」にアプローチする診療スタイルを貫く。医療費の枠を超えて「人生全体」を支える医師として知られるようになる。
■【思想】──「病気を治すだけじゃ、医者じゃない」
細川氏の医療観は、非常にユニークだ。以下にその主張を紹介する。
◉ 医療ビジネス批判
- 「医療は金儲けになった瞬間に腐敗する」
- 「患者を“治さず長生きさせる”ことが利益になる構造に怒りを感じる」
彼は、国の医療制度自体が患者の健康ではなく“産業維持”に偏っていると考えている。
◉ がん治療の再定義
細川氏は、三大がん治療(手術、抗がん剤、放射線)を「肉体の破壊」と捉えている。
代わりに導入したのが「スーペリオール・ハイパーサーミア・セラピー(SHT)」。
- 周波数でがん細胞を熱破壊
- 健康細胞を傷つけず、免疫も向上
- 切らない・痛くない・苦しまない治療
この治療法は、医学界では評価が分かれるが、一定の患者から支持されている。
◉ 社会再建としての医療
彼の最終的な理想は、江戸時代の「小石川養生所」をモデルにした、現代版の“命の避難所”。
- 治療費が払えない人でも医療を受けられる場所
- 高齢者や子どもが共に生きる地域共生型施設
- 医療が「地域の支え合いの中心」となる構想
■【政治活動】── コロナ対策に真っ向から異議
◉ 2021年:佐賀市長選に出馬
公約内容は極めてラディカル。
- 「PCR検査中止」
- 「ワクチン即時停止」
- 「マスク義務廃止」
- 「病床数削減反対」
この選挙では落選したものの、「命を守る」と「支配されない医療」は両立できると訴えた姿勢が、一部で話題を呼んだ。
■【評判と批判】──「陰謀論者」と呼ばれても信念は揺るがず
彼の発言は常に論争の的だ。
- 新型コロナウイルスの存在自体に懐疑的
- ワクチンを“生物兵器”と批判
- 医療業界そのものを構造的に否定
これらの姿勢に対し、「科学的根拠に乏しい」「危険な思想だ」という批判も多い。
一方で、細川氏のもとには「この先生しか信じられない」と頼る患者が全国から集まっている。
■【プライベート】──結婚している?家族は?
ここまで踏み込んだ内容を発信し続ける細川氏だが、家族構成については一切公開していない。
- 結婚しているかどうか → 情報なし
- 子どもがいるかどうか → 情報なし
SNSや講演などでも私生活は徹底して伏せられており、まさに“医療ひとすじ”の人生を送っている様子だ。
■【まとめ】── 世の中を敵に回しても、命を信じる医師
細川博司という人物は、たしかに“賛否が極端に分かれる存在”だ。
だが、彼が本気で命を守ろうとしていること、そしてそのために世の中全体に異議を唱える勇気があることは、多くの人の胸を打つ。
- 「命はコストではない」
- 「医療とは、人が人を支えること」
- 「社会のための医療ではなく、人のための医療を」
その信念を貫き通す姿は、時代に抗う現代のサムライと言っても過言ではない。
たとえ一人になっても、彼は診療所に立ち続ける。
患者と向き合いながら、ただひたすらに「生きたい」という声を支え続けている。
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