「けんかも暴走もバチバチやるチームにしたかった」
そんな衝撃の供述を残したのは、暴走族グループ「龍桜會(りゅうおうかい)」の総長。まだ18歳の少年です――。
2025年6月、神奈川県警は平塚市を拠点に暴走行為を繰り返していた「龍桜會」のメンバー計15人を逮捕・書類送検したと発表し、世間を騒がせました。
若者たちはいったいどんな目的で暴走を?
そして「メンバーは誰なのか?」「名前は明かされるのか?」
ネットでも注目が集まるこの事件の裏側に迫ります。
◆ 総長は18歳の少年!暴走の理由に愕然…
逮捕されたのは「龍桜會」の総長(18歳・平塚市在住)をはじめとする少年たち。15歳から18歳までの計15人が摘発されました。
問題となったのは、2023年7月24日に起きたおよそ1kmにわたる暴走行為。国道129号で10台のバイクに分乗した彼らは、信号無視、蛇行運転、道路を埋め尽くすような集団走行を繰り返しました。まるで“昭和の暴走族”を彷彿とさせる光景に、ドライブレコーダーの映像を見た市民からも怒りと恐怖の声が噴出。
警察の発表によれば、彼らの目的は意外にも「河川敷でバーベキューをするための移動」だったとか。
…いやいや、バーベキューのために暴走?
と、誰もが耳を疑うような言い訳です。
◆ 少年たちの供述があまりにリアルで生々しい…
総長は、警察の取り調べに対しこう語ったといいます。
「けんかも暴走もバチバチやるチームにしたかった」
まるで漫画の台詞のようですが、これは現実の言葉。
他の少年たちからは、
「信号を無視できて、車がよけてくれるのが快感だった」
「気分がめっちゃ高揚した」
などという、“悪ノリ”を超えた軽薄な言動が飛び出しており、事件の深刻さがにじみ出ています。
◆ メンバーの名前は?特定されたのか?
ここで気になるのが「結局、メンバーの名前は誰?」「顔は?」という部分。
結論から言うと、現在のところ、名前・顔写真などの個人情報は一切公表されていません。これは日本の少年法による保護が大きく関係しています。
▼ 少年法とは?
18歳未満(場合によっては18歳も含む)の少年が犯罪に関わった場合、基本的に名前や顔写真をメディアが報じることは禁じられています。今回の「龍桜會」の事件でも、報道はすべて「〇歳の少年」という形で統一されており、個人を特定できる要素は伏せられています。
◆ ただし…SNSでの“特定”の可能性はゼロじゃない
最近では、事件に関与した少年少女のSNSアカウントや顔写真が、ネット上で“特定”されるケースも少なくありません。今回も、以下のような情報が出回ると特定につながる可能性はあります。
- 制服やバイクの写真
- TikTokやインスタに投稿された映像
- 仲間内の裏アカやリーク情報
すでに現場の映像が複数のメディアに流れており、顔が一部でも映っていれば、ネットユーザーが“掘り起こす”のは時間の問題かもしれません。
とはいえ、現時点では有力な“身元バレ”の情報は出ていないようです。
◆ 「ただの悪ノリ」では済まされない重い代償
今回の事件で特に重く受け止められているのは、「悪質な共同危険行為」に加え、うち2人が無免許運転だったという事実。これは単なる“ヤンチャ”を越え、完全に法律違反のレベルです。
今後は、家庭裁判所での審理や保護観察処分、さらには更生施設への収容もあり得ます。
少年法の保護対象とはいえ、“実名報道されないからOK”と安易に考えるのは大間違い。
社会的な注目度も高く、「少年法のあり方」についての議論にも影響を与える可能性があります。
◆ まとめ|メンバーの正体は今後明らかになるのか?
「龍桜會」の摘発は、暴走族の実態と現代の若者の意識を浮き彫りにした事件です。
現時点では、メンバーの名前や顔は特定されておらず、少年法の壁が厚く立ちはだかっています。
しかし、SNS時代の今、隠し通せるかどうかは“別の話”。
地元の人々やネットユーザーが動き出せば、いずれ何らかの形で「真相」に近づくことになるかもしれません。
いずれにしても、ただのバーベキューが「人生の転機」になるとは、当の本人たちも想像していなかったでしょう――。
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