「ちょっと信じられない話なんだけど…」
そんな噂話のようで、れっきとしたリアル事件が兵庫県尼崎市で起こってしまいました。
舞台は、静かな住宅街の一角にある市営住宅。そこで起きていたのは――
200羽以上のハトが出入りする“ハト御殿”の出現。
しかもそれを招いていたのは、70代の女性住民だったというのだから驚きです!
ご近所はフン害、悪臭、鳴き声の三重苦に見舞われ、市もついにブチ切れ。
「これはもう訴えるしかない」と法的措置に踏み切ることになったのです。
前代未聞の“ハト地獄”、その全貌をお届けします。
【発端】きっかけは水道管の清掃だった…!清掃業者が“ハト屋敷”に絶句
すべては、2023年4月のある日。
市営住宅に派遣された配水管の清掃業者が、1室の訪問に向かいました。
その部屋の玄関を開けた瞬間――業者の目に飛び込んできたのは、
天井を飛び交い、床を覆い尽くす大量のハトたち。
ベランダだけでなく、室内にもハトが何十羽もいる異様な光景。
「これは清掃どころじゃない…!」と業者は手も足も出せず、証拠写真を撮影して管理者に緊急報告。
この報告が、市を動かすきっかけとなりました。
数か月後の11月、市の職員が調査に入ると――そこには200羽以上の野生のハトが悠々と出入りする光景が。
もはや飼育を超えた“ハトと共生する生活”が出来上がっていたのです。
【被害拡大】近隣住民は大迷惑!フン・悪臭・鳴き声の三重苦でストレス限界
もちろん、この異常事態で苦しんでいたのは近隣住民たちです。
昼夜問わず響く**「ポッポー!ポポッ!」という鳴き声**、
ベランダに積もるハトのフン、そして漂う強烈な悪臭――
「洗濯物を干したら真っ白なフンが落ちてきた」
「朝も夜も鳴き声で眠れない」
「子どもがベランダに出られなくなった」
市にはこんな苦情が連日相次ぎ、住民の怒りとストレスはピークに。
もはや一刻の猶予も許されない事態となっていました。
【謎の住人】40年住み続けた女性は“ハト愛”を貫き、是正指導を完全無視!
問題の住人は、約40年前からこの市営住宅に暮らす70代の女性。
穏やかな外見とは裏腹に、その生活スタイルは**「ハトとの共存」**。
しかも、この女性は市からの是正指導に対して完全無視を貫き続けていたのです。
市職員が何度も訪問を試みるも、インターホンにも出ず、ドアも開けない。
やむを得ず、文書による指導に切り替えたものの、状況は1ミリも改善されず。
女性の言い分は語られていませんが、彼女の“ハト愛”は法律も常識も超えてしまっていたようです…。
【市の決断】ついに契約解除!退去命令にも応じず、法廷バトルへ突入か?
事態を重く見た尼崎市は、2024年1月にこの女性の賃貸契約を正式に解除。
「ここにはもう住めませんよ」と退去を求めたのですが――
女性はこれにも応じず、「私は出て行かない」と強硬姿勢を維持。
このままでは埒が明かないと判断した市は、ついに民事訴訟に踏み切る決断を下しました。
市は、5月13日開会の市議会定例会に訴訟の関連議案を提出予定。
可決されれば、正式に提訴される運びとなります。
市の担当者も「ハトが理由で退去訴訟を起こすのは、非常に珍しい」と話しており、まさに異例中の異例。
今後の法廷での展開にも、全国から注目が集まりそうです。
【場所はどこ?】ハト200羽が出入りしていた市営住宅の“現場”は尼崎市のどこ?
ここで気になるのが「その住宅、いったいどこなの?」という点。
SNSやネット掲示板では、早くも「○○団地では?」といった憶測が飛び交っています。
ですが、現在市は住宅名や所在地を正式には公表していません。
理由は、プライバシー保護や周辺住民への風評被害の懸念から。
尼崎市内には複数の市営住宅がありますが、報道に基づく限り、今回の物件の特定は困難です。
尼崎市は都市部でありながら市営住宅が多いエリアとして知られています。
主な市営住宅には以下のような場所があります:
- 大庄地区(西長洲団地・大庄西団地など)
- 武庫地区(武庫川団地・武庫之荘団地など)
- 立花地区(南武庫之荘・立花団地)
- 塚口・園田エリア(塚口本町・上坂部など)
これらは、古くから市営住宅が整備されており、築年数も比較的長め。
また、**「40年以上住んでいた女性」**という情報から、1980年代以前に建設された団地が濃厚と見られます。
つまり、比較的古く、かつ住宅密集地である大庄・武庫・立花周辺が有力候補と言えるでしょう。
ただし、今後の裁判で詳細が明らかになる可能性は十分あります。
ネット民の“特定班”が動き出す前に、静かに見守るのが得策かもしれません。
【まとめ】動物愛も“やりすぎ”は迷惑に!ハト御殿騒動の行方は…
誰しも動物に癒やされたい気持ちはあるでしょう。
でも、それが他人の生活や健康を脅かすレベルに達したとき――“迷惑行為”に変わるのです。
ハトを愛する気持ちが、ここまで拡大・暴走してしまった今回のケースは、
まさに「善意が悪意に転じた典型」と言えるでしょう。
市営住宅は公共の空間である以上、ルールとマナーの尊重が大前提。
それを無視すれば、法的責任を問われるのは当然です。
この“ハト御殿騒動”、今後の裁判の行方と住民の動向から、しばらく目が離せません!
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