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原田久仁信の死因は?結婚相手:嫁は?子供はいる?

『プロレススーパースター列伝』などで知られる漫画家・原田久仁信さんが、2025年5月7日、心筋梗塞のため亡くなった。享年73。

少年たちに「闘う男の背中」を描き続けてきた職人肌の作家は、亡くなる直前までプロレスイベントへの参加を心待ちにし、まさにペンを握ったままリングを降りた。そんな原田さんの生涯、そして支え続けた家族について、改めて振り返りたい。


■ 死因は?

原田さんの死因は「心筋梗塞」。突然の発症で73年の人生が幕を閉じた。心筋梗塞は、心臓の血管が詰まり、心筋に酸素が行き渡らなくなる深刻な病気だ。普段は元気で活躍していただけに、周囲も驚きを隠せなかったという。


■ プロレスとともに歩いた熱き漫画人生

1980年、『週刊少年サンデー』で連載開始された『プロレススーパースター列伝』。その作画を担当したのが、原田久仁信さんだった。原作はあの梶原一騎。新日本プロレスをはじめとした実在レスラーたちの半生を、劇画で熱く描いたこの作品は、当時の少年たちに衝撃を与え、一大プロレスブームの火付け役にもなった。

その後も原田さんは、『男の星座』(梶原一騎原作)や『劇画プロレス地獄変』、『KIMURA』(増田俊也原作)など、闘いに生きる男たちの魂を描く作品を次々に発表。格闘技漫画というジャンルを開拓し続けた。

原田さんの描く男たちは、誰もがボロボロになりながらも立ち上がる。その背中には、現実世界で生きる読者たちが、自分自身を重ね合わせることができた。


■ 福岡から上京、就職を経て漫画家の道へ

原田さんは1951年、福岡県生まれ。高校卒業後に就職のため上京するも、1年で退職。夢だった漫画家を目指し、本格的に創作活動を始める。26歳のとき、『ビッグ・ウェーブ』で第1回小学館新人コミック大賞に入選し、念願のプロデビューを果たした。

その後はプロレス、格闘技に特化した作品を数多く手がけ、硬派なタッチと濃厚な人間ドラマで読者の心をつかんだ。自らの夢を諦めず、道なき道を突き進んだその姿もまた、彼の漫画の主人公たちと重なる。


■ 妻が語った最期の姿と読者への感謝

原田さんの逝去は、妻からのメッセージによって公表された。その言葉には、長年漫画家として夫を支えてきた、温かくも力強い思いが込められていた。

「5月7日、主人が心筋梗塞のため73歳の人生を閉じました。
本日(5月17日)のプロレスフリマに向けて楽しみに準備をしていたので、残念でなりません。
子どものころからの夢だった漫画家になることができ、プロレスファンに愛される作品を描けたことは、主人にとって本当に幸せだったと思います。
何十年も前の『列伝』から応援してくださった皆様、イベントに足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。感謝いたします。」

最後まで創作とファンへの思いを抱き続けた原田さん。イベントの準備をしていたというエピソードからも、彼が“漫画家”という生き方を心から楽しみ、貫いていたことが伝わってくる。


■ 結婚相手はどんな人?

原田さんの妻は、公式なプロフィールなどで表に出ることは少なかったが、今回のコメントからも分かるように、長年にわたって創作活動を支え、共に歩んできた伴侶だった。

夫婦として過ごした年月は、プロレス漫画が世に出る黎明期から、現在に至るまで。原田さんが第一線で活動し続けられた背景には、彼女の存在が欠かせなかったことは想像に難くない。

創作に没頭する夫のそばで、家庭と心の支えとなり、最後まで公私ともに“パートナー”であり続けた彼女は、まさに人生の「隣の闘士」だったのかもしれない。


■ 子どもはいる?

今回の訃報発表では、子どもに関する言及はなかった。公に情報が出ていないことから、プライベートを大切にしていた可能性が高い。

原田さんにとって「作品」や「読者」が、ある意味で“家族”のような存在だったのかもしれない。作品を通じて育てた読者世代は、何十年にもわたり原田さんの世界を愛し続けている。


■ 葬儀は近親者のみで執り行われた

原田さんの葬儀は、ごく近しい家族に見守られ、静かに営まれたという。多くのファンに惜しまれながらの旅立ちとなったが、彼が残した作品は、これからも人々の心に生き続ける。


■ 「闘う者たち」を描き続けたその手が、今、止まった

原田久仁信さんの作品は、闘志を持つすべての人にエールを送り続けてきた。勝ち負けではない、人間の“格”を描き出す筆致は、時代が変わっても色褪せない。

プロレスを愛し、格闘技に生きる男たちの生き様を、ひたむきに、真摯に描き続けた73年の人生だった。

原田さん、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

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