北九州で信じがたい事件が起きました。
「まさか、息子が父親を……?」という声が全国から上がっています。
現場は静かな住宅街から少し外れた、資材置き場。そこに眠っていたのは、一人の高齢男性。そして、その遺体を埋めた疑いで逮捕されたのは――彼の息子。しかも会社の代表取締役でした。
◆事件の発覚は突然に…静かな町に衝撃走る
2025年5月20日、福岡県北九州市小倉南区の建築資材置き場で、土に埋められた遺体が発見されました。
異変が起きたのは、その1カ月ほど前。
4月18日、本来であればいつものように出勤するはずだった87歳の男性が、忽然と姿を消しました。家族からの行方不明届を受け、警察が動き出します。そして、決定的な証拠となったのは防犯カメラの映像でした。
4月17日午後3時以降、男性を乗せたとみられる車が、遺体発見現場である資材置き場周辺に現れたのです。
そこに映っていた車――それが、彼の息子・華山龍馬容疑者のものでした。
◆逮捕されたのは、実の息子であり会社社長
事件の翌日、5月21日。警察は死体遺棄の疑いで、北九州市小倉北区に住む建築会社社長・**華山龍馬(はなやま・りょうま)容疑者(46)**を逮捕しました。
彼は自らの父親である**華山龍一さん(当時87)**の遺体を、会社が所有する資材置き場に埋めたとされています。
埋められたとされる時間帯は、4月18日午前8時〜9時ごろ。
現場は、龍馬容疑者が代表を務める会社の私有地。まさに「顔パス」で立ち入りが可能な場所でした。
ところが、取り調べに対し華山容疑者は一貫して容疑を否認。
「私はやっていません」
警察は現在も慎重に捜査を進めており、殺人の可能性も視野に入れて調べを続けています。
◆容疑者・華山龍馬の人物像とは?
では、逮捕された華山龍馬とは何者なのか?
彼は福岡県北九州市小倉北区に住む46歳の男性で、建築会社「花山組」の代表取締役。
父親である龍一さんもその会社の役員として在籍しており、長年親子で会社を支えてきたようです。
地元では「真面目で堅実」との評判もあり、一見して事件とは無縁に思えるような人物だったという証言も。
しかしその裏で、何らかの確執やトラブルがあった可能性も否定できません。
現時点で、動機や事件の背景は明らかになっておらず、今後の警察の捜査が注目されています。
◆家族構成・プライベートは謎に包まれている
事件報道の中で明らかになったのは、被害者が容疑者の実父であることのみ。
母親や他の兄弟姉妹の存在については、現段階で公にされていません。
また、結婚歴や子どもの有無といった私生活に関しても、詳細は不明のまま。
会社を経営する立場だったにも関わらず、ネット上でも彼のプライベートに関する情報は極端に少ないという印象です。
◆SNSアカウントは存在せず?デジタル上の足取りは“無”
現代では、事件が起きればすぐにSNSから人となりが暴かれるもの。
しかし、華山容疑者についてはFacebookやX(旧Twitter)、Instagramなど主要SNSでの活動は確認されていません。
ビジネス上の情報も最低限で、表舞台に立つタイプではなかったようです。
◆今後の展開は?事件の核心に迫れるか
現時点では死体遺棄の容疑のみが適用されていますが、捜査は殺人の可能性を視野に進行中。
証拠が揃い次第、容疑が切り替わることも十分に考えられます。
果たして、父と息子の間に何があったのか?
金銭トラブルか、家庭内の軋轢か、あるいは思いも寄らぬ事情があったのか――。
警察の発表を待ちつつ、この痛ましい事件の行方を見守るしかありません。
◆編集後記
人は誰でも、何かを抱えて生きている。
表面だけでは見えない感情のひずみが、ある日突然、形になって噴き出すことがあります。
まさにこの事件は「家族」という近すぎる関係性の中で起きた悲劇。
どこにでもある会社、どこにでもいそうな親子――そんな日常の中で起きた衝撃の一幕に、私たちはただ言葉を失います。
今後も新たな情報が入り次第、続報をお届けしていきます。
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