「ぼく、死ぬの…?」
これは冗談では済まされない。
2025年5月、東京都内のイタリアンレストランで起きた“まさかの事故”に、世間が揺れています。
料理に混入していたのは、なんと“ガラス片”。しかもそれを口にしたのは、まだ13歳の中学生の男の子でした。
今回、TBS系の報道番組「イット!」がその被害に遭った家族に取材。事の詳細が次々と明らかになっています。
ビーフシチューに“異物”…口に入れて気づいた違和感
5月8日、家族で外食を楽しんでいたAさん一家。中学生の息子が頼んだのは、彼の大好物である「ビーフシチュー」。
ところが、一口食べた息子が突然「なんか変」と訴えます。吐き出してみると…そこには“約1cmの割れたガラス片”が。
まさか、食事の中にこんなものが混入しているなんて――。
当時の驚きと恐怖は、想像に難くありません。
店側の初期対応は「神対応」だったが…
事態発生後、店舗のスタッフはすぐに謝罪。父親のAさんによれば、その対応はまさに“スライディング土下座”レベルだったとのこと。
「本当に申し訳ありませんでした!」と、全力で謝ってくれたんです。
その誠意ある態度に、怒りながらも「この人はちゃんとしている」と感じたといいます。
しかし、問題はここから――。
息子の胃から“ガラス片の疑い” 医師の言葉に怯える13歳
念のため病院でCTスキャンを受けたところ、胃の中に“約8mmのガラス片のような影”が確認されました。
医師の説明はこうです。
「1週間ほどで自然に排出されるケースが多いですが…」
それでも、13歳の少年にとっては怖すぎる現実。
医師に「ぼく死ぬの?」と尋ねたという息子の言葉は、親としても胸が締めつけられる瞬間だったでしょう。
「前例がない」と言われた父親の怒り
後日、店舗責任者や本社の副社長も謝罪に訪れましたが、その席での説明に父親は深く傷つき、疑問を抱いたといいます。
「1900年代に一度、包丁の刃こぼれがあったが、それ以来起きていない」と言われた。
「起きたことがない」で済まされるのはおかしい。現に13歳の息子が飲み込んでいるのに…
“前例がない”という理由で軽く処理されそうになることに、父親としては怒りを抑えきれなかったのです。
ガラス片混入の原因と、店側の説明
店舗側の説明によれば、「以前、グラスをぶつけた際に一部が欠け、落下した破片が食器に入った可能性がある」とのこと。
一方で、当初はホームページ上のみでの事案報告を予定していたという店側に対し、Aさんは「それでは不十分」として、店頭での掲示も強く求めたそうです。
店舗名はどこ?ネットでも特定の動きが…
ここで気になるのが、「どこの店舗なのか?」という点。
報道では「都内に複数店舗を展開するイタリアンチェーン」とされており、具体的な店舗名やブランド名は明かされていません。
ネット上では「サイゼリヤ?」「グラッチェガーデンズ?」「ラ・パウザ?」といった大手イタリアンチェーンの名前が憶測で飛び交っていますが、いずれも今回の件との関連性は確認されていません。
企業名が公表されない背景には、調査中の段階での過剰報道を避ける意図や、法的リスクへの配慮がある可能性も。
まとめ:楽しいはずの外食に潜む“まさか”
「たかが異物混入」では済まされない今回の事故。
特に子どもや高齢者にとっては、命に関わる事態にもなりかねません。
現在も、店側と被害者家族との協議は続いているとのこと。
企業として、誠実な対応と情報公開、そして何より“再発防止”が求められています。
私たち消費者も、安心して食事を楽しむために、「もし自分だったら?」と考え、備えておくことが大切なのかもしれません。
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