SNSを通じた出会いがきっかけで、未成年の少女が家を飛び出し――
それを迎えに来たのは、20歳の社会人男性。
「ただ遊びに行きたかった」――そんな軽い気持ちで始まった行動が、未成年者誘拐という重大事件に発展しました。
7月13日、岐阜県警により逮捕されたのは、岐阜県羽島市在住の会社員・辻村海斗容疑者(20)。
彼がSNSを通じて知り合った10代の少女に「家出しておいで」と声をかけ、長時間にわたり車で連れ回したというニュースは、瞬く間にネットを騒がせています。
SNSでの出会いが“誘拐”に変わるまでの経緯
事件が起きたのは7月12日午前9時半頃。
辻村容疑者は、SNSで知り合った少女とメッセージを交わすうち、家出を促すような発言を繰り返し、通話やDM機能を使って直接誘導。
少女はその言葉を信じ、実際に家を出て、辻村容疑者と合流。
そこから約10時間にわたり、2人は自家用車で岐阜県内から愛知県内を移動し続けたとされています。
一方、少女の母親は「娘が帰ってこない」とすぐに行方不明届を提出。
警察は捜査を進め、翌13日午前6時、岐阜県海津市のコンビニ駐車場で、辻村容疑者が運転する車を発見し、その場で逮捕されました。
当時、少女は車内にいなかったものの、その後名古屋市内の駅で無事に保護されています。
容疑者・辻村海斗とは何者なのか?
ここで気になるのは、犯人である辻村海斗容疑者の人物像。
現在わかっている情報を整理します。
👤 プロフィール
- 名前:辻村海斗(つじむら かいと)
- 年齢:20歳
- 職業:会社員(詳細な勤務先や業種は非公表)
- 住所:岐阜県羽島市在住(番地など詳細は未公開)
※テレビ・ネット報道では、現時点で顔写真や本人のSNSプロフィールなどは一切公開されていません。
SNSでのやり取りの内容は?
報道によると、辻村容疑者は通話やダイレクトメッセージ機能を使って接触し、少女に「家出するように」誘導していたとのこと。
SNSの種類(X、Instagram、TikTokなど)や、容疑者本人のアカウント名については、今のところ明らかにされていません。
少女がSNSを通じて知り合った相手にここまで心を許し、命の危険すらあった家出に踏み切ってしまったという現実は、保護者だけでなく、社会全体で考えるべき重い問題です。
家族構成や生活背景は?
辻村容疑者の家族構成や生活環境についての報道はなし。
実家暮らしか一人暮らしかも明かされていません。
ただ、20歳という若さで会社員として働いているという事実から、一般的な社会生活を送っていた可能性は高いです。
それでも、未成年を誘い出して一緒に行動を共にするという行為に及んだ背景には、何らかの孤独や歪んだ認識があったのかもしれません。
「遊びに行きたい気持ちもあり…」容疑を認める
警察の調べに対し、辻村容疑者は容疑を認めており、
「遊びに行きたい気持ちもあり、連れ出してしまいました」
と語っているとのこと。
軽い気持ちでの行動だったのかもしれません。
しかし、それが法に触れる重大な犯罪であり、少女の人生を大きく左右する危険な選択だったことは間違いありません。
事件の波紋と私たちにできること
今回の事件を受けて、SNSを通じた未成年と成人の関わり方に、改めて警鐘が鳴らされています。
SNSで簡単に人と繋がれるこの時代。
その利便性の裏には、見知らぬ誰かに心を許すことの危うさが常に潜んでいます。
・未成年の家出や外泊に気づく家庭内の目
・SNSでの交友関係への理解と注意喚起
・大人側の責任とモラル
これらが、事件を未然に防ぐカギになるはずです。
最後に
事件は無事に少女が保護され、最悪の事態は避けられました。
しかし、“たった一歩の過ち”が、人の人生を大きく狂わせることを、改めて強く感じさせられるニュースでした。
辻村容疑者の今後の処遇や裁判の行方も注目されますが、まずは、こうした事件が二度と起こらないようにするために、私たち一人ひとりの意識が問われています。
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