6月7日、午後6時すぎ——
北海道帯広市の中心部で、異様な音とともに一台の乗用車が歩道に突っ込みました。郵便ポストに激突し、車は無惨に横転。ですが、そこから始まったのは“ただの事故”ではありませんでした。
「え?人、乗ってたよね?」
「運転手、いなくない?」
そう、乗っていたはずの人間が…消えたのです。
◆ 現場に残された“沈黙の車”と逃げた3人の若者
目撃者の話によれば、事故直後、車の運転席側から“黒い服を着た若者”がよじ登るようにして外へ。そして後部座席からもう一人が飛び出し、二人はそのまま一目散に逃走。さらに「3人いた」という別の証言も。
クルマはそのまま横倒し。誰も中にはいない。
事故現場には“空の乗用車”だけが取り残されていたのです。
この事実に、現場は一時騒然。
まるで映画のワンシーンのように、「何かがおかしい」と誰もが感じていた——。
◆ 不自然すぎる“ドリフト音”と歩道への突入
現場の住民は言います。
「キキィィーッというドリフトのような音が聞こえた。普通じゃないと思った。」
スピードの出しすぎ?遊び感覚の危険運転?それとも…意図的な暴走?
だとすれば、これは単なる交通事故ではなく、“事件”として捉えるべきなのでは?
しかも事故は、車道ではなく歩道。そこに郵便ポストがあったからこそ、歩行者に被害が出なかったものの、もし数メートルズレていたら…?
背筋がゾッとします。
◆ 犯人は誰だ?3つの可能性を徹底考察!
ここで気になるのが、やはり「逃げたのは誰なのか?」という核心部分。
警察も現在、行方を追っている最中ですが、目撃証言と状況から、以下の3つの可能性が浮かび上がってきます。
【① 無免許 or 飲酒運転の若者グループ説】
これは最も濃厚な線。
運転していたのは10代〜20代前半と思われる若者。
ドリフトのような挙動、事故後のパニック的逃走、そして“現場に車を放置”…。
こうした特徴から、「無免許」「酒気帯び」「ドラッグ使用」など、
**逃げなければ自分の身がヤバい!**という強い動機が見えてくる。
「車を置いて逃げる=所有者特定は時間の問題」
それを承知で逃げたということは、すでに“バレたら終わり”という状態だったのかもしれません。
【② 盗難車使用の暴走グループ説】
次に考えられるのは、盗難車での暴走行為。
これなら車の所有者は無関係で、本人たちは「足がつかない」とタカをくくって逃げた可能性も。
最近では、SNSに「危険運転動画」を投稿する若者グループが増加しており、
このケースも「目立ちたがりの暴走動画未遂」だった…という線も無視できません。
【③ 地元の若者による“ノリ”の暴走】
帯広は比較的穏やかな地域で、中心街でもそこまで交通量は多くない。
そんな中での暴走事故、そして徒歩での逃走——
この状況から見えてくるのは、“地元民によるノリの暴走”という第三の可能性。
「イケるっしょ?」「曲がる?ドリフトしようぜ!」
みたいなノリがエスカレートし、結果として事故→逃走につながったケース。
もちろんこれも悪質ではありますが、“重大性の自覚のなさ”が最大の問題。
◆ 犯人逮捕は時間の問題。だが市民の不安は残る
現在、警察は車のナンバー照会や、周辺の防犯カメラ映像などを元に、
逃げた人物の特定を急いでいる状況。
一方で、こうした事件に市民が感じるのは「恐怖」ではなく、むしろ「不信感」でしょう。
- あの時間帯、子どもが歩いていたらどうなっていたか
- 誰も捕まっていないのに、あのまま町を歩いていると思うと気味が悪い
- そして…また起きるんじゃないか?
そう、犯人が捕まるまでは終わりじゃない。
この事件は、帯広という街の“安全神話”をも揺るがしかねない出来事だったのです。
◆ 最後に──私たちは何を見たのか?
事故そのものは一瞬の出来事。
けれどその裏には、社会的な構造、若者の無謀さ、そして防ぎ得たかもしれない“すれすれの危機”がありました。
車が歩道に突っ込む。
乗っていた者たちは逃げる。
町に静けさが戻る。
…だが、不安だけが残る。
この不可解な事件の真相は、近いうちに明らかになるでしょう。
ただ一つ言えるのは——
あの黒い服の若者たちは、逃げきれない。
社会は見ている。そして、もうその影に光が当たり始めているのです。
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