2024年5月24日、横浜ラジアントホールで行われた「プロレス・ノア」の大会中、予想だにしなかった前代未聞の事件が発生した。
それはＫＥＮＴＡ、デビュー25周年という節目の日。誰よりも注目を浴びるはずだった入場シーンで、突如として一人の女性が現れ、なんと彼の顔面にウーロン茶を吹きかけたのだ。
「え？何が起きた？」
会場は一瞬で凍りつき、本人も呆然。ＫＥＮＴＡが指を差し、スタッフに何かを訴える姿が目撃される。
一体、この女性は何者なのか？ なぜ、こんな行動に出たのか？
プロレス界に衝撃を与えた“ウーロン茶事件”を徹底考察する。
■ 25周年の祝福が、一瞬で地に落ちた
「今日、何の日か知ってる？ 俺のデビュー25周年だよ。たった一度の25周年が、変なヤツのせいで台無しだよ」
事件後、ＫＥＮＴＡはバックステージで怒りを押し殺しながら語った。
入場時に突然の液体攻撃。それも水ではなく「ウーロン茶だった」と女性は言い放ったという。
ＫＥＮＴＡはその発言に対して「そういう問題じゃねえよ！」と怒りをあらわにし、「これが俺の25周年になるなんて、想像できたか？」と語った。
プロレスファンにとって“選手の記念日”は共に祝う特別な瞬間だ。それが、なぜこんな形で壊されたのか。会場にいた誰もが理解できなかった。
■ 近づけたのはなぜ？運営体制に疑問の声
一番の謎は、なぜ女性があれほど接近できたのか、という点だ。
通常、選手の入場導線は観客と距離があるか、スタッフが警備しているはず。だが、今回は完全に“接触”されてしまっている。
ネットでは「警備が甘すぎたのでは？」「プロ意識が足りない」など、運営側の管理体制に対する厳しい意見も飛び交っている。
とはいえ、この女性がただの観客だったのか、それとも関係者を装っていたのかは現時点では明らかにされていない。
■ 犯人はファン？それともアンチ？
最大の焦点は「この女性はＫＥＮＴＡのファンだったのか？」という点だ。
一部では、彼に異常なほどの執着を持つ“過激なファン”による迷惑行為という見方も出ている。
もしくは、ＫＥＮＴＡに何らかの恨みを持つアンチだった可能性も否定できない。
現場での言動からは悪意とも無邪気さとも取れる曖昧な空気が漂っていたようで、「ウーロン茶だから問題ない」と主張する態度からも、常識の通じない相手だったことは確かだ。
ＫＥＮＴＡの表情には、「本当に理解できない」という戸惑いと怒りがにじんでいた。
■ SNSは騒然、丸藤副社長も激怒
事件後、SNSは即座に炎上。
ファンからは「ＫＥＮＴＡがかわいそう」「最低な行為」「ありえない」と怒りの声が殺到した。
さらに、ノアを運営するサイバーファイトの副社長であり、現役レスラーでもある丸藤正道も自身のSNSで厳しくコメント。
「ルールとかいう次元の問題じゃない。関係者が対応中。今後は団体としても気をつけますが、観戦マナーを守って楽しんでください」と呼びかけた。
これはただの“迷惑行為”ではない。レスラーという表現者に対する、尊厳を踏みにじる行動だったのだ。
■ 犯人の身元は？ 今後の展開は？
現在、この女性の身元について公式発表はされていない。会場には多数の観客がいたため、映像や目撃情報から特定される可能性は高い。
今後は、出禁処分や法的措置に発展する可能性もあるだろう。
また、同様の事件の再発防止に向けて、会場での警備体制の見直しや入場ルートの再設定も進められるかもしれない。
■ 最後に──ＫＥＮＴＡの言葉に込められた想い
ＫＥＮＴＡはこう締めくくっている。
「結局ね、俺が何を言いたいかっていうと、ある意味、一生忘れることのできない25周年になったってこと」
その言葉には、悔しさも怒りも、そして皮肉なユーモアも滲んでいた。
プロレスは真剣勝負であり、エンターテインメントでもある。
観客の応援がレスラーを輝かせる一方で、ほんの一握りの“暴走”がすべてを台無しにすることもある。
今一度、問われるべきなのは「プロレスを観るとはどういうことか」――
そして、選手をリスペクトするとは何か、という原点なのかもしれない。
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