2025年5月23日、法曹界に激震が走った。
第一東京弁護士会が発表したのは、ベテラン弁護士・岸本学（51）への最も重い処分「除名」だったのだ。
きっかけは、性犯罪事件の示談金約1300万円を受け取りながら、依頼者に一切渡さなかった疑惑。信じていた人からの裏切りは、被害者たちにとって言葉にできない苦痛と失望を生んでいる。
本記事では、岸本弁護士の華やかなはずだったキャリアから一転、なぜこのような不祥事に至ったのか。経歴・学歴・人物像から示談金問題の核心まで、すべてを深掘りしながら綴っていく。
■ 1300万円が消えた――依頼者11人に示談金は届かなかった
「あなたの弁護士は、本当に大丈夫？」
そう疑いたくなるような事件が、ここにある。
岸本弁護士は2022～23年の間、盗撮や強制わいせつ、痴漢などの性犯罪案件を複数担当。被害者のために示談をまとめ、加害者側から示談金として約1300万円を受け取った。
ところが、その示談金は依頼者に一切渡されなかった。
被害者側にとって示談金とは、事件解決の象徴であり、新たな人生の一歩を踏み出すための重要な資金だ。にも関わらず、その手元に届かず、依頼者たちは苦しいまま取り残された。
そして一部の被害者は、弁護士会に紛議調停を申し立てるも、岸本氏は答弁書も提出せず、調停にすら姿を見せなかったという。まさに“沈黙の裏切り”である。
■ 岸本学とはどんな人物だったのか？
- 氏名：岸本 学（きしもと まなぶ）
- 年齢：51歳（2025年現在）
- 所属：第一東京弁護士会（除名済）
- 専門分野：性犯罪事件の示談交渉が中心
彼は、東京都内の法律事務所を拠点に約20年にわたり活動。
特に刑事事件、なかでもセンシティブな性犯罪案件の示談交渉を得意としていた。依頼者第一を掲げ、性犯罪被害者支援に注力していたとされる。
だが、そんな彼のイメージは今回の事件で一変した。
■ 学歴・経歴の謎に迫る
岸本氏の学歴については公にされていないが、複数の情報筋によると、
- 1997年に某有名私立大学の法学部を卒業
- その後、法科大学院を経て司法試験に合格
- 弁護士登録後は刑事事件に多く携わり、特に示談交渉の経験が豊富
という経歴の持ち主である。
しかし彼は決して表舞台に積極的に姿を現すタイプではなく、メディア出演や講演活動もほとんどない「静かな弁護士」だった。
そのため、今回の不祥事のニュースは業界内外に大きな衝撃を与えた。
■ 所属事務所はどこ？その影響は？
岸本氏は、都内にある中規模の法律事務所に所属していた。
依頼者と密に接し、示談交渉に注力するスタイルで知られていた。
今回の事件発覚後、事務所は公式コメントを控え、岸本氏とは契約解消。依頼者の信頼回復に全力を注ぐ構えだが、事務所の評判は大きく傷ついている。
■ 家族やSNS、プライベートは？
岸本氏の家族構成は謎に包まれている。
一般には公開しておらず、近しい関係者からもほとんど情報が得られていない。
またSNSアカウントは存在するが、日常的な発信は少なく、法的情報や被害者支援に関する内容が主だった。
この閉ざされたプライベートが、今回の事件の“裏の顔”を一層不気味に見せている。
■ 「信頼」という通貨の価値――失った代償
弁護士は、単なる法律の専門家ではない。
依頼者にとっては、「人生を預ける存在」であり、絶対的な信頼が求められる。
岸本学弁護士が裏切ったのは、まさにこの「信頼」というかけがえのない通貨だ。
その代償として受けたのが「除名」という業界からの追放。
この処分は、彼個人の問題に留まらず、法曹界全体に対する大きな警鐘でもある。
■ 今後の展望――被害者の声、示談金の行方は？
今回の問題はまだ終わっていない。
被害者たちの心の傷は深く、示談金の行方も明らかにされていない。
弁護士会の処分に加え、民事訴訟や刑事告訴など、法的手続きが今後進む可能性もある。
岸本弁護士本人の釈明も求められているが、現在のところ音沙汰はない。
■ まとめ――信頼と裏切りの狭間で
岸本学弁護士の事件は、法の専門家である弁護士の「信頼」という根幹がいかに脆く、そして大切かを痛感させるものだ。
「信頼の重み」を忘れた者に待つのは、厳しい裁きのみ。
そして、傷ついた依頼者の心が少しでも癒える日は訪れるのだろうか。
これからもこの事件の動向を追い、真実の全貌を明らかにしていく。
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