「あの動画、見た?ニトリのカートに土足で座ってる女性ライバーがいるらしいんだけど……」
そうSNSやネット掲示板でザワつきが止まらない。TikTokに投稿された15秒の動画が、まるで火薬庫に火をつけたかのように瞬時に拡散。動画には、広島市のニトリEXPRESSイオンモール広島祇園店で、靴を履いたままショッピングカートの中にドカッと座り、子どもたちの前で無邪気にはしゃぐ若い女性ライバーの姿が映し出されている。
この映像が世間の神経を逆撫でし、怒りの声がSNSのあちこちで爆発。コメント欄は炎上の嵐だ。
「これが大人のすること?」
「子どもたちに悪影響でしかない!」
「公共の場でのマナー、最低限守ろうよ!」
そんな声が溢れるなか、ニトリも緊急声明を発表。「ショッピングカートの本来の使い方ではなく、危険を伴う行為。絶対にやめてほしい」と呼びかけている。
だが、これだけの大騒ぎになっても、当の女性ライバーはまったく動じていない。むしろインスタグラムで「まだまだ炎上したとは思ってないぜ」と炎上をあおるかのような挑発的な投稿までしているのだから、事態はますますヒートアップしている。
「れい」と呼ばれる彼女の正体に迫る!
さて、ここで気になるのは「この女性ライバーはいったい誰なのか?」ということだ。動画のコメントやSNS上の断片的な情報から、彼女は「れい」という名前で呼ばれている可能性が高い。
「れい」という名前は、彼女のTikTokやインスタグラムのユーザーネームや投稿で一部うかがえるほか、視聴者の間で自然発生的に呼ばれているニックネームだ。ただし、公式に本名や詳しいプロフィールが明らかにされているわけではない。
所属事務所は仙台に拠点を置く「BGマネジメント」とされており、500人以上のライバーが在籍しているという。しかし現時点では事務所からの公式コメントはなく、本人の素顔や経歴も謎に包まれている。
ただ、動画撮影場所が広島市内のニトリ店舗と特定されているため、広島周辺に拠点を置く若手ライバーの可能性が高いと見られている。
なぜ、こんな無謀な行動に?背景を読み解く
なぜ彼女は、わざわざ靴を履いたままカートに座り、公共の場で大騒動を巻き起こす動画を投稿したのか?
これには、SNS時代における“過激パフォーマンスの闇”が見え隠れする。
現代の若いライバーやインフルエンサーたちは、日々の投稿で視聴者の注目を浴び続けなければならず、そのためには時にエスカレートした行動に出ることも珍しくない。動画がバズる=フォロワーや視聴者が増え、収入や影響力がアップするためだ。
過去にも、同様の炎上事例はあった。日本ハムの中田翔選手は2018年、米国のスーパーでカートに乗る動画を投稿し物議を醸した。歌手の浜崎あゆみさんも、海外のリゾート地でのカート乗り写真が一部で批判を浴びたことがある。
今回の女性ライバーも、実は浜崎あゆみさんのファンを公言しており、自身のSNSで「ayuが叩かれるなら私も、もっと叩いてみろ」と煽る投稿までしている。この言葉からも、彼女が炎上を恐れず逆に挑発し、騒動をエンタメとして楽しんでいる節が感じられる。
世間の反応は?「大人の自覚なさすぎ」「子どもに悪影響」
TikTokやX(旧Twitter)のコメント欄は炎上の嵐だ。
「いい大人がこんな非常識なことして恥ずかしくないの?」
「子どもたちの前でこんなことして、教育に悪いよ」
「こういう人がいるから、公共のマナーが悪くなるんだ」
さらに、一部ユーザーはニトリのカスタマーサービスに報告したことを明かし、問題の店舗の特定も瞬時に行われるなど、SNSの力は凄まじい。
一方で、「本人も炎上を武器にしてるから騒ぐだけ無駄」という声も少なくない。まさに「炎上商法」の典型とも言える展開だ。
ニトリ側の対応と今後の展望
ニトリホールディングスの広報担当者は、
「ショッピングカートは商品を運ぶためのものであり、今回のような使用は他のお客様へのご迷惑だけでなく、大変危険です。絶対におやめいただきたい」とコメント。
だが、具体的な対策や処分については「お答えを差し控えさせていただく」と慎重な姿勢を崩していない。
所属事務所のBGマネジメントも取材には応じておらず、今後どのような動きを見せるのか、注目が集まっている。
SNS時代の代償?「注目されたい欲求」と「社会的責任」のせめぎ合い
この事件は、SNSの光と影を象徴している。若者たちにとってSNSでの「注目」はまさに生きるエネルギー。しかし、そのために節度やモラルを欠いた行動を取ることは、社会的な反発を招く。
さらに子どもたちも見ている中での無責任な行動は、模範としては最悪だ。視聴者が増えても、信頼や評価を失えば長期的には損失となる。
今回の「れい」騒動は、単なる炎上だけで終わらず、SNS時代の自己表現と公共マナーのバランスを問う大きな課題を私たちに投げかけている。
まとめ:まだまだ波乱は続く予感…「れい」の行方は?
今、広がり続ける炎上の真ん中で「れい」と呼ばれる女性ライバーは、今後どのような行動に出るのか?所属事務所はどう動くのか?
答えはまだ誰にもわからない。だが確かなのは、この騒動がSNSと公共の場でのマナーの狭間で、私たちが考えなければならない大きな問題を浮き彫りにしたことだ。
私たちもただ非難するだけではなく、ネットとの付き合い方、社会での節度や責任について、改めて見つめ直す機会を与えられている。
これからも「れい」の動きから目が離せない。波乱の炎上劇、あなたはどう見ますか?
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