平凡な住宅街に突然響いたサイレンの音。
「兄を刺した」という通報から始まったのは、誰もが予想だにしなかった“血縁による悲劇”だった。
2025年5月15日午後6時すぎ、東京都江戸川区東篠崎。家族3人で静かに暮らしていたはずの集合住宅の一室が、一瞬にして事件現場へと変貌した。
自ら110番…現場で待っていたのは“加害者となった弟”
警視庁に通報を入れたのは、なんと加害者本人。
その場にいたのは、25歳の弟・山崎大伍(やまざき・だいご)容疑者。
彼の足元には、血まみれで倒れ込む兄・山崎紘佑(こうすけ)さん(27)の姿。
すぐに救急搬送されたが、懸命の処置も虚しく、病院で死亡が確認された。
一体、何があったのか?
警察の取り調べに対し、大伍容疑者はこう語ったという。
「けんかになって、黙らせるために刺した。殺すつもりはなかった」
この供述に、どこまで信憑性があるのか──。
兄の肩など複数箇所に刃物による深い傷。軽い小競り合いなどでは説明がつかない、強い殺意を感じさせるものだった。
事件の背景にあった“家族の関係性”
この兄弟は、母親との3人暮らし。事件当日も、同じ家で共に生活していた。
一見、どこにでもある普通の家庭に見えるが――警察によると、過去に兄弟間でのトラブルの相談や通報は一切なかったという。
地域住民からも「特に問題のある家とは思えなかった」との証言が相次いでいる。
それだけに、今回の事件は周囲にも強い衝撃を与えている。
「身内に手をかけるなんて想像もつかない」
「昨日まで普通に挨拶してたのに…」
と語るご近所さんも少なくない。
山崎大伍容疑者のプロフィールを探る
- 名前:山崎 大伍(やまざき だいご)
- 年齢:25歳
- 職業:自称・会社員(勤務先など詳細不明)
- 家族構成:母、兄と3人暮らし
- 住所:東京都江戸川区東篠崎の集合住宅
- その他:これまで警察沙汰や地域トラブルの記録はなし
現在、大伍容疑者の詳しいプロフィールや生い立ち、交友関係などは明らかになっていません。SNS上でのアカウント情報も特定には至っておらず、警察が今後押収したデジタル機器などから詳しく調査するものと思われます。
現場となった“自宅”について
事件が発生したのは、江戸川区東篠崎の住宅地にある比較的新しい集合住宅の一室。近隣には公園や学校もあり、治安も悪くないエリアとして知られていました。
住宅の中で兄弟が揉め、刃物が使われたという事実に、地域住民からは「まさか、あの家で…」という声が広がっています。
“家庭の闇”はなぜ突然噴き出したのか?
この事件は、表面的には“けんかのもつれ”とされていますが、そこには何かしらの積もり積もった感情や葛藤があったのではないか…と推察する声も多くあります。
例えば、
- 経済的なストレス?
- 家族内での立場の違い?
- 精神的な問題?
詳細はまだ明かされていませんが、「普段から小さな衝突はあったのでは?」という見方も浮上しています。
ネットでは「共感」と「恐怖」が交錯
このニュースが流れると、SNS上では以下のようなリアクションが溢れました:
「家族でも限界ってあるよね」
「黙らせるためって怖すぎる」
「うちも兄弟仲悪いから他人事じゃない…」
家族間の殺傷事件は、他人同士の犯罪よりも“身近に潜む恐怖”として多くの人々の心をざわつかせています。
今後の捜査と注目点
警視庁は、当初「殺人未遂」としていた容疑を殺人に切り替え、動機や計画性の有無を徹底的に洗い出す方針です。
今後の注目ポイントは以下の通り:
- 兄弟の間にあった“確執”の内容
- 家庭内で過去にあった可能性のあるトラブル
- 容疑者のSNSや交友関係からの心理分析
- 母親の証言内容
【編集後記】静かな家庭に潜んでいた“感情の臨界点”
「まさかうちの家族が」と思っている人ほど、この事件から目を逸らしてはいけないのかもしれません。
怒り、憎しみ、ストレス、不満…。
それらは時に、血のつながりすら簡単に引き裂いてしまうのです。
今後の警察発表に引き続き注目していきます。新情報が入り次第、またお届けします。
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