「平日はオフィスで麻雀番組の戦略を練り、週末はプロとして卓に向かう」
そんな二刀流の生き方を実現しているのが、朝比奈ゆりさん(26歳)だ。
ABEMAを運営するサイバーエージェントの正社員として働きながら、なんと日本プロ麻雀連盟のプロ雀士として2024年にWRCリーグで優勝。文武両道ならぬ、**“社雀両道”**の新時代アイコンだ。
知的で爽やか、しかも強い――彼女の素顔を深掘りしていく。
■プロフィール
- 名前:朝比奈 ゆり(あさひな ゆり)
- 年齢:26歳(1998年生まれ)
- 出身地:東京都
- 所属:サイバーエージェント(ABEMA編成部)/日本プロ麻雀連盟
- 主な実績:第16期WRCリーグ 優勝(2024年)
- 趣味・特技:お笑い・ゴルフ・筋トレ・麻雀
■名門・桜蔭から慶應へ──努力で切り拓いたキャリアの土台
朝比奈さんは東京生まれの東京育ち。小学生から受験塾に通い、都内屈指の進学校・桜蔭中学・高校へ進学。文系エリートの道をまっすぐ歩んだ。
バレーボール部では副キャプテンを務めるなど、勉強一辺倒にとどまらず、部活にも全力投球。ただ、「学校全体が勉強重視だったので、なかなか勝てなかった」と語る悔しさも素直に残っている。
その後、慶應義塾大学文学部哲学科へ進学。大学ではゴルフ部に所属し、筋トレにハマりつつ、お笑いへの愛も深まっていく。
卒論のテーマは「人を傷つけないお笑い」──お笑いコンビ・ぺこぱを例に、笑いと倫理の共存を論じた。
■テレビ業界志望からサイバーエージェントへ
お笑い好きが高じて、テレビ業界やマスコミを志望していた朝比奈さん。
就活中に受けたのが、サイバーエージェントのインターンシップだった。ABEMAにお笑いチャンネルがあることから強く惹かれ、インターン後の本採用試験にも合格。
希望は制作部だったが、最初に配属されたのはABEMA編成部。
視聴データを分析し、「どうすれば番組をもっと観てもらえるか?」を考え抜く仕事に取り組んだ。
番組サムネイルやバナーの改善、ユーザーの行動導線設計など、クリエイティブとロジカルの両方が求められる現場だ。
■偶然任された麻雀チャンネルが運命を変えた
ある日突然、「麻雀チャンネルを担当して」と言われた朝比奈さん。
ちょうどMリーグ2022-2023のシーズンが始まるタイミングだった。
最初は「よくわからないけどやってみよう」という気持ちだったが、仕事として番組を研究し、麻雀の面白さに気づくのにそう時間はかからなかった。
そして彼女は、“観る側”から“打つ側”へ踏み出す。
■勉強会→プロテスト→いきなり優勝!驚異の成長スピード
麻雀のルールも詳しく知らなかった彼女が、勉強会に参加し、やがてプロテスト合格までこぎつけたのは本当に短期間だったという。
そしてプロ入りわずかで、**第16期WRCリーグ優勝(2024年)**という衝撃的な実績を打ち立てる。
本気で取り組んだことには、とことん強い。
それは学生時代、受験や卒論に真剣に向き合った姿勢とも重なる。
■仕事と麻雀、どっちも“本業”
「今後も会社の仕事と麻雀、両方に真剣に取り組んでいきたいです」
そう語る朝比奈さんに、迷いはない。どちらか一方ではなく、両方に自分の可能性をかけている。
日中はABEMAの企画会議、夜は麻雀の研究、週末は公式戦。まさに分刻みのスケジュールだが、「どちらも面白いから、苦じゃない」と笑う。
■家族構成は?
記事内に家族についての直接的な記載はないが、東京都内でのびのびと育ち、桜蔭中学へ進学している点から、教育熱心で安定した家庭環境で育ったと考えられる。
今後のメディア出演やインタビューで、家族との関係性も明かされていくかもしれない。
■結婚相手は?彼氏はいるの?
気になる恋愛事情だが、現在のところ公にされている情報はなし。
メディア出演やSNSでも、彼氏や結婚に関する話題には一切触れていない。
ただ、会社員として忙しく働きながら、プロ麻雀の世界でも結果を出している超ハードスケジュールを考えると、今は恋愛よりも「やりたいことを極める時期」なのかもしれない。
それでも、知的で爽やか、そして勝負強い朝比奈さんは、男女問わずファンが多いはず。今後の恋愛面にも注目が集まりそうだ。
■“好き”から始まるキャリアが未来を変える
サイバーエージェントの社員として「麻雀番組の運営」に関わり、そこから自分自身がプロになってしまうという流れは、まさに令和のキャリアの象徴。
“与えられた仕事”を“自分の道”に変えた朝比奈ゆりさんの姿に、これからの時代を生きるヒントが詰まっている。
どこかで彼女がMリーグの舞台に立つ日が来るかもしれない。
そのとき、きっと多くの人が「この人なら当然だ」と納得するだろう。
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